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『誰も語らない日本酒の謎とは?』沢の鶴社長・西村隆治氏の講演

2014年11月18日(火)
会場: 日本外国特派員協会

1717年亨保2年に灘•西郷に創業した「沢の鶴」。
3年後の2017年に創業300年を迎える灘の名門酒蔵の西村隆治社長が東京•有楽町の日本外国特派員協会で、日本メディアや海外メディア、一般の応募者ら120人の参加者を前に講演を行いました。

講演は『誰も語らない日本酒の謎とは?』というテーマで行われ、「日本酒の国内でのシェアの低さ」「日本酒で乾杯推進会議について」「世界に誇る日本酒の魅力」など、今年5月に販売になった『灘の蔵元三百年 国酒・日本酒の謎に迫る』という西村社長の著書をベースに行われました。

「日本酒の再生は日本文化の再生」と語る西村社長は、
国内の全アルコール飲料における日本酒のシェアは年々低下しており、その要因は、度重なる増税、級別制度の廃止、小売酒販免許の自由化といった政策の影響が大きい、と分析する。

また、インタビューでは「(日本酒低迷の要因として)日本人には日本が足りない、教育の改善も重要であり、しっかりとした日本の歴史を、真実を勉強させてほしい。」と酒造メーカーとしての立場だけではなく、日本酒業界全体の再建を願う1人の日本酒を愛する人間としての立場での発言を心がけている姿が印象的でした。

会場を訪れた外国の招待客は「日本酒は日本の文化。これはすごい言葉だと思いました。」と日本酒の魅力と問題点を知り、有意義な時間を過ごせた様子でした。

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酒蔵プレス編集部

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