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NEXT 5(ネクスト・ファイブ)その1

 

こんにちは、酒蔵プレスの鈴木です。

いつも、酒蔵プレスをご覧いただき、誠にありがとうございます!

酒蔵プレスもめでたく2年目を迎えることができました。新年度も、よろしくお願い致します!

そして本日は、有名な秋田県の蔵元さんグループ、NEXT 5(ネクスト・ファイブ)の 結成秘話を白瀑醸造代表 山本友文さんの記事を参考に、ご紹介致します。

まず、NEXT5とは?

秋田県内、酒造会社5社の若手経営者でつくるグループ

「白瀑(しらたき)」「春霞(はるがすみ)」「一白水成(いっぱくすいせい)」「ゆきの美人」「新政(あらまさ)」の銘柄を醸す5社からなっております。

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NEXT5が結成されたのは、2010年にさかのぼります。

結成の切っ掛けは、月刊誌『dancyu』2010年3月号の日本酒特集。(目次を見ると興味深いです!)

こちらの特集では、山本さんがトップで紹介されいたそうです。山本さんが、他の特集を読み進めて行くと、、

 

その記事の後ろの方で広島の「魂志会(こんしかい)」という、暴走族みたいな名前の6蔵のグループが紹介されました(笑)。酒蔵の経営者6人がそれぞれの酒を持ち寄って、それぞれの酒質を批評し合って品質を確認し合っていると。

その記事を読んで、「ああ、こういう会を秋田でも作れないかな」と、私よりも先に自ら酒造りを始めていた、ゆきの美人の小林さんに相談したんです。

それから間もなく、

「新政の祐輔くんが、去年の秋から蔵に入ってるらしいぞ」

「春霞の栗林さん、杜氏が急死して、途中から栗林さんが酒をつくってるらしいぞ」

「五城目の一白水成は地元の社員と2人で造り始めてるぞ」

と、一緒にこの企画をやれそうな人達がいたので、皆で集まって酒を酌み交わしながら話し合ったら、その場で「いいね!やろうよ!」って盛り上がって、結成が決まりました。

2回目の会合で、グループ名をNEXT5に決めました。

「次世代を見据えた酒造りを我々5人で模索して行こう!そして牽引できるような存在になろう!」といういう意味で。

 

なるほど、広島の「魂志会(こんしかい)」さんにインスパイアーされたんですね!!

「魂志会(こんしかい)」とは?

logo-konshikai

広島県内の酒蔵6つが集まり、より良い日本酒を作る為に結成された会だそうです。
昔の杜氏は、酒造りの技術など門外不出で情報を流さなかったが、近年では情報共有し、日本酒の品質の底上げにつながっています。
作り方は全く同じでもその土地の気候風土によって味が変わってくるため、質の高い地域の味に仕上がるそうです。
6つの蔵元さんとは、
福山の「天宝一」、黒瀬の「加茂金秀」仁方の「宝剣」仁方の「雨後の月」安芸津の「富久長」三次の「美和桜」

dancyu

 

NEXT5は、広島県の魂志会に影響を受け、結成されたグループだったんですね。

今回は、秋田県のNEXT5さんと広島県の魂志会ご紹介になりました。

次回は、NEXT5はどんな志を持ち、活動をしているのかをご紹介したいと思います。

ぜひ、次回もお楽しみ頂ければと思います!

関連記事:NEXT 5(ネクスト・ファイブ)その2

 

参考:【NEXT 5(ネクスト・ファイブ)】「次世代の秋田の日本酒を担おう」 秋田の造る蔵元集団
http://jimoto-b.com/1

参考:魂志会とNEXT5+1の日本酒の夜
http://www.yohkoyama.com/archives/46981

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酒蔵プレス編集部

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