イベント 注目

ついにお披露目【59醸酒 2016年リリースイベント】が銀座で開催!

信州の昭和59年度生まれの酒蔵跡取り5人からなるユニット「59醸(ゴクジョウ)」。
結成した昨年の2015年は「酒米:美山錦」「精米歩合:59%」で純米吟醸酒を仕込みました。

詳しくは、下記記事をご覧ください。
『未来は、ゴクジョウだ。』
http://www.sakagura-press.com/sake/59jo20150415/

2年目となる2016年は「59楽(ゴクラク)」「RELUX(リラックス)」をテーマに「酒米:ひとごこち」「精米歩合:59%」という決まりのもと、5蔵が59醸酒を仕込みました。東京においてはこの日が、東京においてはこの日が、待望の2016年度59醸酒の初お披露目となり、会場にはお披露目を待ちわびる日本酒ファンが詰めかけました。

59jo_2016
第1回目となる昨年のリリースイベントでは、強行スケジュールのため、打ち上げ時には5蔵とも疲れ果ててしまったそうです。今年のイベントは十分な事前準備のもと、万全の状態で行われました。

5蔵のオリジナル御猪口で飲み比べ。この御猪口はイベント終了後、持ち帰ることができました。

 

イベントでは、5蔵が2016年59醸酒の酒造りについてプレゼンテーションが行われました。

福無量/18代目 沓掛正敏さん/沓掛酒造(長野県上田市)
(※上記の表記は、銘柄/氏名/酒蔵名(所在地)の順となっています。以下同様)

59jo_kutsukake

音大出身の沓掛さん。今年のテーマに沿うように、クラシックを聴かせたお酒を造れないか杜氏である弟に相談したところ、弟がクラシックが苦手なため、リラックスできないと却下されてしまったようです。そこから森林浴によるヒーリング効果にヒントを得て「野外で飲むことを意識したやさしい味わいの福無量」を目指し、協会10号酵母という福無量で使用したことがない酵母を使用しました。この酵母は酸が少なく吟醸香が高い点が特徴で、野外で飲んでも口に含んだ香りを感じられるようになりました。また、当日は、野外で楽しむことを想定し醸されたお酒を味わって頂こうと冷やにて提供されていました。
<詳細>
・アルコール分 15.9度
・酸度 1.8
・協会10号酵母
・日本酒度 -2
・アミノ酸度 1.2

本老の松/6代目 飯田淳さん/東飯田酒造店 (長野県長野市)

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飯田淳さんは自然体で落ち着いた空間で飲めるお酒を目指し、新たな挑戦をしました。まず、酵母を協会10号酵母へ変えました。しかし、アルコール耐性が弱く取り扱いが難しかったそうです。そこで、敢えて三段仕込みに挑戦。温度を1℃低くし、従来の四段仕込みにも負けない味になったそうです。
<詳細>
・アルコール分 15度
・酸度 1.2
・協会10号酵母
・日本酒度 +2
・アミノ酸度 1.3

積善/9代目 飯田一基さん/西飯田酒造店(長野県長野市)

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このお酒の最大の特徴とも言える「椿の花酵母」。この酵母の前評判は「アルコールが思うように出ず、ぱっとしない」など、あまりいい情報はなかったようです。しかし、この酵母は旨味成分となる有機酸が豊富でバナナ系の香りが立ちます。さらに椿油やアロマなどのリラックスが連想できるといった側面があり、極上な酒質に仕上げるために使用を決意したそうです。結果、アロマを連想するような優しい香りと、リッチな旨味を感じられるお酒に仕上がったと、飯田一基さんは胸を張っていました。
<詳細>
・アルコール分 15度
・酸度 1.7
・椿の花酵母
・日本酒度 -10
・アミノ酸度 1.0

勢正宗/5代目 関晋司さん/丸世酒造店 (長野県中野市)

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関さんは爽やかな香りと濃醇な旨み、さらに後味のキレの良さにより、よりリラックスできるように酒造りを目指しました。
そこで新たな挑戦として四段仕込みの手法を酒米・ひとごこちの味わいに合わせ(甘酒四段仕込み)、酵母は地元の長野C酵母を使用。若い飲み手でも親しみやすく、昔から地元で親しまれてきた味わいを大切にしているそうです。
<詳細>
・アルコール分 15度
・酸度 1.7
・長野C酵母
・日本酒度 -8
・アミノ酸度 1.1

北光正宗/6代目 村松裕也さん/角口酒造店(長野県飯山市)

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村松さんは安易に甘い酒でリラックスを表現するのではなく、「優しい味わいを持った超辛口の純米吟醸」を目指しました。酵母はNo.12-Aという低酸性のものを使用。他にも麹作りのパターン変更やもろみの発酵温度変更といった、全製造工程をカスタマイズして酒造りに取組んだ結果、辛口の酒の新たな世界を表現できたそうです。
<詳細>
・アルコール分 15度
・酸度 1..5
・酵母 No.12-A
・日本酒度 +11
・アミノ酸度 1.4

プレゼンテーションの後は5蔵が各テーブルを回り、参加者と会話を楽しんでいました。

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DSC_5266日本酒スタイリストの島田律子さん(右から2人目)も参加しました。

今後の取り組みとして、5蔵巡りのツーリズムを検討しているとのことです。さらに、日本酒業界以外の昭和59年生まれの人から「何か一緒にやろう!」という声がかかってきているそうです。村松さんは「みんなで楽しめることはどんどんやっていきたい!」とお話し、前向きな姿勢を感じました。
今後の59醸の動向にも目が離せません。

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【イベント概要】
信州59年醸造会ホームページ:
http://59jo.com/
日時:平成28年5月21日(土)
   プログラム1:11:00~14:00(59醸酒飲み放題+お料理付き)定員32名
   プログラム2:15:00~16:30(59醸酒5銘柄の試飲+料理プレート付)定員70名
   プログラム3:17:30~19:00(59醸酒5銘柄の試飲+料理プレート付)定員70名
場所:銀座NAGANO しあわせ信州シェアスペース
   (東京都中央区銀座5丁目6-5 NOCOビル)
会費:プログラム1/5,000円、プログラム2・3/1,000円

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酒蔵プレス編集部

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