去る2020年2月8日(土)、日本酒造組合中央会(東京都港区:会長 篠原成行、以下:中央会)は、20代限定の参加者が日本酒の魅力を体験するイベント「二十歳からの日本酒 2020 in 渋谷スクランブルスクエア」を、渋谷スクランブルスクエア15Fのスクランブルホールにて開催しました。20代の若者100名と、蔵元、同世代の日本酒オピニオンリーダーが集い、セミナーやワークショップで学んだことを、実際に利き酒、フードペアリング、交流を通じて体験する立食パーティを実施しました。
今回のイベントには定員の倍以上の申し込みがあり、日本酒人気が若者へ浸透しつつある中で、開演の挨拶で中央会需要開発委員長の七田謙介は、「日本酒について今日は楽しく学んでいただいて、是非皆さんの言葉で同世代の人に発信をしていただきたい」と述べ、さらなる若者への浸透へ期待を寄せました。
第一部のセミナーでは、日本酒通としても知られるフリーアナウンサーの福澤朗さんが登壇し、「日本人として、国の名前を背負った日本酒に詳しくないのは恥ずかしいこと。日本酒は神事や祭、暮らしや文化に密接にかかわっているものなので、ぜひ体験してアピールしてほしい」など、日本酒の愛飲家として愛情溢れるメッセージを伝えました。また冬場は蔵人、夏は旅人として、現在19都道府県627蔵を訪れている立川哲之さんは20代のオピニオンリーダーとして、中央会需要開発委員の越智浩さんは造り手として、それぞれの立場からメッセージを伝えました。
第二部のワークショップでは、「日本酒の今と未来」についてグループに分かれてディスカッションを行い、各チームでそれぞれの考えをまとめて発表を行いました。三年後の飲み手と言うテーマで、「お気に入りの1本や、推しの1本を見つけたい」などの決意表明する方や、日本酒の未来として「日本酒の瓶は大きくて飲みきれないので、小さな瓶にして、その瓶をコレクションできるようなデザインにしてみたら」など、ポジティブな提言がありました。
第三部の立食パーティでは、4タイプの日本酒の利き酒と、フードペアリングとして、「りんごのムースの生ハム巻き りんごジャム添え」や「八角香る 焼豚の生春巻き」など、和食以外の料理と日本酒との相性を体験しました。マイナス15℃に凍らせるフローズン酒から50℃のお燗酒まで温度帯や日本酒の香り体験など、日本酒ならではの魅力を体験しつつ、蔵元と若者らが交流して日本酒をテーマにした会話の華を咲かせていました。
中央会では今後も、日本酒との接点の場、次世代の飲み手としてのオピニオンリーダーを育成する場を提供されます。特に2020年は東京五輪も開催され、海外から多くの観光客が日本に訪れる中で、國酒としての日本酒の魅力を、外国人やホスト国である日本の若者に向けて、重点的に発信されるそうです。20代の方も、飲み手の先輩の方も、情報をキャッチして、一緒に日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【二十歳からの日本酒 2020 in 渋谷スクランブルスクエア 開催概要】
■ 日 時:2020年2月8日(土)15:00~18:50
■ 場 所:渋谷スクランブルスクエア 15F スクランブルホール
(東京都渋谷区渋谷 2-24-12 SHIBUYA QWS 内)
■ アクセス:渋谷駅直結・直上
※ B2階と2階の【オフィス・SHIBUYA QWS 専用エントランス】より、エレベーターで15Fにお越しください。
■ 対 象:20 歳~29 歳までの学生、社会人、外国人
※ イベントは日本語のみで行われます。
■ 料 金:お一人様 1,000 円(税込)
各種日本酒、おつまみ(ペアリング料理)、二十歳からの日本酒 BOOK、お猪口付き
■ 参加条件:2 名、3 名のグループでの応募
※ 20 代の友人をお誘いの上ご応募ください。
■ 内 容:【第一部】セミナー
【第二部】ワークショップ
【第三部】立食パーティ
体験ブース:4タイプに分けた日本酒と香り体験ブース、フローズン酒からお燗まで温度帯で楽しむブース
■ 登壇者(敬称略):
福澤朗(第一部・セミナー登壇者)フリーアナウンサー
立川哲之(第一部・セミナー登壇者)旅する酒造家
越智浩(第一部・セミナー登壇者)石鎚酒造株式会社 専務取締役
吉川亜樹(総合MC)タレント
■ 公式サイト:https://www.japansake.or.jp/20yr-sake/2020.html
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