11月22日(木)、ホテルウィングインターナショナル東京 四谷にて『第81回日本酒文化を楽しむ会 世界を飛翔「獺祭」を楽しみながら3代目Mr.Sakeコンテスト』が開催されました。
日本酒文化を楽しむ会は酒サムライ 杉原 英二さんが主宰。毎回、蔵元をゲストに招き、蔵元の地元の食材や郷土料理とともに日本酒、蔵元とのトークを楽しみます。
第81回のゲストは旭酒造「獺祭」(山口県岩国市)。4代目蔵元 桜井 一宏社長にお越しいただき、酒造りへの思い、西日本豪雨による被災、そして被災後に仕込んだ獺祭についてなどのお話しを伺いました。世界へ飛躍する獺祭の海外での売上は、この12年間で28倍。6月にはパリに出店。来年にはアメリカ東海岸での純米大吟醸専門の生産工場の稼働がはじまります。また、西日本豪雨においては、「獺祭 島耕作」を発売し、1億1600万円の義捐金を募りました。日本酒文化の牽引役といっても過言でない獺祭。今後も目が離せません。
日本酒文化を楽しむ会で振舞われた日本酒と料理は以下の通り。
【日本酒リスト】
獺祭 磨き 二割三分
獺祭 磨き 三割九分
獺祭 純米大吟醸 50
獺祭 スパークリング50
【料理メニュー】
萩の名産 剣先イカの和え物
山口県岩国名物 焼きサバの南蛮漬け
しらすと香味野菜の飛龍頭 あんかけ
長門焼き鳥
茶そば
バニラアイスクリーム
そして、第81回日本酒文化を楽しむ会の目玉は、3代目Mr.Sakeコンテスト。10月-11月に書類選考、11名の候補者のネット投票が行われ、投票上位3名がファイナリストに選出。会場にて、グランプリの座をかけた一世一代のプレゼンテーションに臨みました。プレゼン時間は8分間。その後、各自テーブルへ挨拶に回り、思いの丈を語りました。
なお、Mr.Sakeコンテストの開催趣旨と選考基準は下記の通りです。
【Mr.Sakeコンテスト 開催趣旨】
・日本酒を誰よりも愛する男子を選び抜く
・日本酒をより広く普及していける男子の発掘
・Mr.Sakeの男子力で日本酒好き女子の更なる拡大
【選考基準】
・日本酒および日本酒文化を誰よりも好きで理解ある男性
・日本酒文化普及活動に強い意欲がある男性
参加者77名と審査員による投票の結果、3代目Mr.Sakeに選ばれたのは並里 直哉さん。昨年のMr.Sake準グランプリから再挑戦し、栄光の座を掴みました。プレゼンは日本酒普及のための株式会社を立ち上げたという話からはじまり、世界利き酒師コンクール準決勝進出中であることや、フランス・イギリス・香港への日本酒教育プログラムの提供、新潮社 新潮講座 講師としての活動や音楽フェスOTONOKOでの1,000人の若者への日本酒提供など、世界に日本酒を普及するには何が必要かを考え、具体的な行動に移し成果をあげているという点を、情熱をもって語りかけていました。くわえ、プレゼン時間はジャスト8分!文句なしのグランプリ受賞でした。審査結果の順位はこちらをご覧ください。
【グランプリ】並里 直哉さん(写真中)
【準グランプリ】北村 勇人さん(写真左)
【敢闘賞】宍戸 那央樹さん(写真右)
3名には、それぞれ表彰状と、桜井社長より獺祭が進呈されました。また、並里さんには山田平安堂の漆の大杯と、3代目Mr.Sakeサッシュが1年間貸与され、副賞として会津塗の亀と鶴の酒杯が贈られました。3代目Mr.Sake 並里さんの今後の活躍、Mr.Sakeの活動にご期待ください!
【取材協力】※SNSからのレポートより一部転載
sakeambassador 大濵 彩花氏
http://hyakuninisshu.jp
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