多摩川をシンボルにして多摩地区の活性化を目指す産官学の共同体「美しい多摩川フォーラム」は、西多摩地区に点在する5つの酒蔵と温泉、紅葉の秋を満喫する旅企画を「多摩川酒蔵街道」と名付け、フォーラムの中核事業に位置づけて広く売り込む。すでに一部の旅行会社は企画に沿ったツアーを商品化。都心から日帰り圏というアクセスの良さも武器にして、2020年東京五輪で来日する外国人観光客の誘致も視野にアピールしていく。
西多摩地区には多摩川と支流の秋川に沿って、石川酒造(福生市)▽中村酒造(あきる野市)▽野崎酒造(同)▽田村酒造場(福生市)▽小沢酒造(青梅市)-の5つの酒蔵がある。また、各地に温泉が湧き、瀬音の湯(あきる野市)、つるつる温泉(日の出町)などの日帰り温泉・温浴施設も点在している。
多摩川酒蔵街道は、これらの観光資源を組み合わせてネットワーク化することで「多摩川ブランド」に育て、外国人客を含めた地域外の観光客に魅力的な観光地として“再認識”させることを目指している。
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