昨年12月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に「和食」が登録され、和食に合う酒として「日本酒」も世界的な注目を集めている。そんななか、兵庫県姫路市を中心とする播州地域の酒蔵が、「日本酒のふるさと」を旗印にしてブランド力向上に乗り出している。約1300年前から伝わる製法で醸造された日本酒が再現され、実際に飲んでみると、これまでとまったく違った風味が口の中に広がり味も絶品。兵庫県といえば、神戸市灘区や西宮市の酒蔵が全国的な知名度を誇っているが、播州の酒蔵は“一味”違った独自路線で気概にあふれていた。