仙台伊澤家勝山酒造(仙台市泉区)は11日、キューバ産葉巻たばこ「ハバナシガー」にあう純米日本酒「THE BRAVE SMOKER(ザ・ブレイブ・スモーカー)」を4000本限定で発売した。
1613年、戦国武将で仙台藩初代藩主だった伊達政宗がローマへ使節団「慶長遣欧使節」を現在の宮城県石巻市から出帆、翌年にキューバのハバナに寄港したことにちなんだ。
この日本酒は400年前の製法で醸造、キューバ産葉巻の味わいにあわせて特別なブレンドを施した。糖分が多めでワインのようなフルーティーな味わいが楽しめる。
720ミリリットル入り。キューバ産葉巻たばこが1本セットで1万800円。同社オンラインショップなどで販売する。葉巻たばこ愛用者が比較的多い富裕層が利用する高級ホテルのレストランやバーなどへの販売を見込む。
キューバ大使館で8日に開かれた試飲会では、同社の12代目蔵元、伊澤治平副社長が「400年の時を感じていただきつつ、日本酒と葉巻の文化を味わってほしい」とあいさつ。マルコス・ロドリゲス駐日キューバ大使は「今回の日本酒の発売で両国の友好親善が深まればと思う」と語った。
出展:SankeiBiz