sake 福島県

「 東北に酒ありエイセン 」【榮川】榮川酒造‐福島県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第156回目の当記事では、福島県磐梯町(ばんだいまち)の榮川(えいせん)を特集します。

名水との絆、醸し出すのお酒

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

明治2年、会津若松市内宮森文次郎酒造店より分家現在地に於て宮森榮四郎酒造店を創業。昭和22年、国税庁から東北で初の一級酒工場の指定を受けた。

戦中戦後の統制下の極端な清酒不足時代に於ても一貫して、優良酒の醸造に専念し消費者に品質で奉仕し今日の基礎を築いた。

平成元年に磐梯山西山麓に新工場を新設。環境庁認定の日本名水百選に指定された良水を得ることで、21世紀の日本酒メーカーとして新たな道を歩みはじめる。

―代表銘柄は?

  • 榮川 特醸酒

「日本名水百選 磐梯の名水」を仕込水に昔ながらの解放タンクで丁寧に醸し続けている。「甘酸辛苦渋」のバランスがとれた飲み飽きせず榮川で最も飲まれている定番酒。

お薦めの飲み方:冷~熱燗。

  • 大吟醸榮四郎

マスクメロンを思わせる香りとすっきりとした中にまろやかで柔らかな口あたり。エイセンの酒造りの粋を集めた杜氏入魂の逸品。

お薦めの飲み方:冷~常温。

―イチオシ商品はなんですか? 

「榮川 特別純米酒」

原料米は地元契約栽培の酒造好適米「美山錦」を全量使用。

すべて「会津」にこだわった特別純米酒は、ほのかな香りと柔らかな口あたりの中にも芯の通った深みのある旨み、綺麗な酸が見事に調和したバランスの良い仕上がり。

お薦めの飲み方:冷~ぬる燗。

おすすめ料理:会津馬刺し・ニシンの山椒漬・ソースかつ丼。

名水と醸造技術の融合、五感を活かした手造り酒

―酒造りで心がけていることは?

榮川が明治2年(1869年)の創業以来、米、水、造りのこだわりを追求した集大成が榮四郎です。

水は日本名水百選のひとつ、磐梯西山麓湧水群の清冽な水を使用し、酒造りは醸造技術の近代化が進む現在においても、人の五感を活かした手造りに努めています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

  • 猪苗代湖(遊覧船が復活!!)
  • リステル猪苗代(フィールドアスレチック・パークゴルフ等)
  • 天鏡閣(映画「約束のネバーランド」・ドラマ「元彼の遺言状」ロケ地)

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

会津には「鶴ケ城」「飯盛山(白虎隊)」「武家屋敷」など歴史ある観光名所がたくさんあります。弊社も「会津磐梯山」の麓にございます。

会津にお越しの際には是非お立ち寄りください。

今回ご紹介した酒蔵について

【福島県】
榮川酒造株式会社
福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曾根平6841-11
http://www.eisen.jp/website/index.html

 

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