2023年11月18日(土)、茨城県の境町にある萩原酒造と栃木県の佐野市にある第一酒造を訪れ、特別な魅力に溢れたプレミアム酒蔵ツアーを取材しました。
心を温かくする、萩原酒造の蔵見学!
最初に訪れたのは、徳正宗(とくまさむね)の代表銘柄を誇る萩原酒造でした。到着後、萩原康成社長が心よりお出迎えいただき、この特別なツアーのためにご用意いただいた見学場所へと案内されました。
その寒い日に、前日に特別に仕込まれた温かい米麹甘酒を皆様に試飲していただきました。この甘酒には砂糖が一切入っておらず、自然な甘さが口いっぱいに広がり、心も体も心地よく温まりました。
その後、参加者を2つのグループに分け、蔵見学とお酒の試飲が行われました。蔵見学では、当日仕込みのばかりの萩原専務が案内し、徳正宗のお酒の製造設備と蔵内の構造を詳しく見学させていただきました。
見学の後には、徳正宗の試飲が行われました。本日は六種類のお酒を堪能しましたが、その中には国内外で受賞した銘酒も多く含まれていました。蔵元からの丁寧な説明を受け、お酒が一層美味しく感じられました。
また、普段あまり口にする機会のない米麹も試食できました。微かな麹の香りとほんのり広がる甘みは、まさに特別な体験となりました。
萩原酒造でのプレミアム酒蔵ツアーは、特別な体験が満載で、心から満足いただける素晴らしい体験でした。
地元料理と地酒の愉しみ、貸切居酒屋でのランチ
その後、茨城県から栃木県の佐野市へと移動しました。ランチの場所は佐野市で名高い居酒屋「ちゃこや」です。
ここでは、栃木県の地元名物である「大根そばサラダ」と「いもフライ」、そして日光名物の「湯葉刺身」と海鮮丼を存分に味わいました。これらの美味しい料理を地元の地酒と共に楽しむことができ、贅沢なランチタイムを過ごしました。
もちろん、地元料理と日本酒のペアリングも十分に楽しむことができました。お酒は午後に訪れた佐野市の第一酒造から提供された「開華(かいか)」。
冷酒と燗酒の飲み比べやひやおろしも楽しみ、貸し切りで素晴らしいひとときを過ごしました。地元の美味しい料理と地酒の調和が、このツアーを一層特別なものにしました。
350年の歴史を誇る栃木県最古の蔵ー第一酒造
昼食後、今年で350年の歴史に輝く第一酒造(代表銘柄:開華)を訪れました。到着後、杜氏と蔵元の方々が温かく迎えてくれ、歴史ある酒蔵での見学が始まりました。
第一酒造では精米機が稼働しており、精米の過程をわかりやすく案内していただきました。その他にも、蔵の設備や自社で栽培された原料米の水田も見学させていただきました。
蔵見学の後、入口にある売店で、この季節にしか味わえない「開華」のお酒を試飲させていただきました。8種類のお酒に加えて、ツアー参加者には特別なawa酒と甘酒もご提供いただきました。
歴史に彩られた第一酒造での見学と試飲体験を通じて、350年の蔵の伝統と技術に触れ、このツアーがもたらす特別な瞬間を共有しました。
日本名水百選!出流原弁天池
酒蔵見学の後、日本名水百選に認定された「出流原弁天池」を訪れました。この透明感あふれる池では、中にいる鯉が宙を浮いているかのような不思議な光景が広がっており、その姿はまさに幻想的でした。
その後、隣接する階段を登り、「商売繁盛」や「五穀豊穣」のご利益があるとされる「磯山弁財天」へと参拝しました。約150段の階段を登りきると、佐野市の美しい風景が広がり、心はこの開けた景色に包まれて穏やかな気持ちになりました。
夕日が近づく中、当日のライトアップイベントも始まりました。
ライトアップの光が水面に反射し、木々が織りなす「水鏡」が幻想的な世界を彷彿とさせます。この景色で一日の旅が終わるなんて、最高の締めくくりとなりました。
最後に
今回のプレミアム酒蔵ツアーでは、茨城県と栃木県にある2つの酒蔵を訪れ、酒蔵の責任者からご案内いただき、説明を通じて、酒蔵の歴史や現地でしか味わえない発見がありました。また、今回特別に限定のお酒を試飲させていただいたり、販売していない甘酒の試飲ができたり、このツアーならではの貴重な体験となりました。
地元の料理との素晴らしいペアリングによって、日本酒がより一層引き立ち、その奥深さを味わうことができました。同行の日本酒愛好者たちと共に、地元の美味しい料理と地酒を楽しむ中で、素晴らしい交流が生まれました。
今年最後の酒蔵ツアーは、日本酒を心ゆくまで楽しむ充実の旅でした。来年も新たな日本酒と酒蔵との出会いを楽しみにしています!
酒蔵プレスのSNSでも掲載する予定です。