2023年8月1日(火)、ホテル椿山荘東京にて、岡山県内の14蔵が集結する「岡山蔵元大集結」試飲イベントと、雄町で醸された日本酒が全国から集まる「第14回雄町サミット」が開催され、歓評会で選ばれた優等賞の受賞酒が発表されました。
イベントの盛況
今年2回目の開催となる「岡山蔵元大集結」では、「雄町の酒の真髄と岡山地酒のブランディングを語る」というテーマで、室町酒造の花房利宇氏、菊池酒造の菊池大輔氏、白菊酒造の渡邊秀造氏、辻本店の辻総一郎氏と辻麻衣子氏、八盛酒造の石合敬三氏、きき酒師/ライターの市田真紀氏によるトークセッションが行われました。
その後、岡山県内の14蔵による試飲会が開催され、約240名の方が岡山の日本酒を愉しみました。
雄町サミットでは、第一部では酒販・酒造関係者や料飲店を対象にした利き酒会が行われ、第二部では審査員11名による歓評会の発表と講評が行われました。
第三部の試飲懇親会では、優等賞を受賞した酒蔵や生産者からのご挨拶が行われ、参加者は審査会に出品された206種類のバラエティ豊かな雄町の味わいを楽しんで親睦を深めました。
第14回雄町サミットは昨年を上回る計800名が参加し、イベントは大盛況で幕を閉じました。
審査委員⻑ 宇都宮仁氏からのコメント
今回、北海道から佐賀まで日本全国の蔵元が岡山県産の米を使ったお酒を出品されました。雄町というお米は栽培が難しいことから一時は生産量も減少しましたが、農家の方と蔵元の方、それぞれが雄町の魅力を広げようと努力していただき盛り上がってきたのは大変喜ばしいことです。
“雄町らしさ”とは、膨らみのある旨みや余韻や幅のある複雑な味わいを含めて、作り手ごとの個性が現れやすく、品を纏いやすいという特徴のことを言います。
雄町らしさを一つの審査の基準として、優等賞を選ばせていただきました。昨年と同じようなお酒を作られているところもあれば、新しいメンバーでいいお酒を作られて入賞しているところもあり、それぞれ素晴らしいお酒ができていると思います。
第14回 出品酒一覧
吟醸酒部門(吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸):出品点数98蔵、125点
純米部門(純米、特別純米)精米歩合60%以下:出品点数44蔵、54点
純米酒部門(純米、特別純米)精米歩合60%超:出品点数20蔵、27点
出品酒一覧はこちら
第14回雄町サミット概要
“幻の酒米”と言われる「雄町」の主産地である岡山県の酒米生産者と酒蔵が、「雄町」を原料にした日本酒をより多くの方に、知ってもらい、好きになってもらいたい。という思いから開催されているイベントです。
同一原料米の日本酒が全国各地の蔵元から集まり、「唎き酒会」(飲食店・酒販店・酒造会社等限定)と歓評会の審査発表を開催します。
<唎き酒会 >
・時間:1回目/12:30~14:00 2回目/14:20~15:50
・会場:雅(バンケット棟 4F)
・対象:飲食店、酒販店、酒造会社等、酒類業務関係者
・参加費:1,000円/回
<歓評会審査発表/講評>
・時間:16:00~17:20
・会場:グランドホール椿2
・参加費:無料
<懇親会>
・時間:18:00~20:30
・会場:グランドホール椿1
・参加費:前売:6,000円 当日:8,000円
・定員:400名