平成28年6月18日に池袋サンシャインシティにて「日本酒フェア2016」が開催されました。「日本酒フェア2016」は「平成27酒造年度新酒鑑評会公開きき酒会」と「第10回全国日本酒フェア」の2つのイベントから構成され、きき酒会は今年で104回を数え、東京での開催も10回目を迎えました。 全国の酒蔵の最高水準の醸造技術による吟醸酒のうち、新酒鑑評会入賞酒412点(うち金賞酒227点)を試飲できる唯一のきき酒会です。「第10回全国日本酒フェア」は45都道府県(鹿児島県、沖縄県を除く)の800銘柄以上(吟醸酒に限らず、純米酒、本醸造酒、梅酒など日本酒ベースのリキュール等を含む)が展示され、試飲と販売が行われました。酒蔵プレスは「第10回全国日本酒フェア」を取材しました。
オープニングセレモニーでは日本酒造組合中央会の篠原成行会長から「全国各地の気候・風土が醸す多種・多様な日本酒との出会いや蔵元との酒談議を通じ、 日本酒の魅力を新発見・再発見、更には文化の多様性を大いに楽しみいただきたい」との趣旨のご挨拶があり、テープカットとともに名実ともに世界最大級の酒蔵が集う日本酒イベントがスタートしました。
各県のブースの様子
熊本地震の被害にも負けずに酒造りに取り組む瑞鷹株式会社常務取締役の吉村謙太郎さん
日本酒スタイリストの島田律子さんによる「日本酒で乾杯!」の発声を合図に参加者全員で一斉乾杯。
2016ミス日本酒の田中沙百合さん(右)と2016ミス日本酒準グランプリの安藤裕美さんが会場を彩りました。
会場内で日本酒フェアセミナーが行われました。日本酒に関心の高い参加者が集結しました。
「外国人杜氏による酒造り」と題し、木下酒造株式会社(京都府)杜氏のフィリップ・ハーパーさんが講師を務めました。
「酒造りの今昔〜ベテラン杜氏と女性杜氏との対談」と題し、株式会社斎彌酒造店(秋田県)杜氏の高橋藤一さんと株式会社酒千蔵野(長野県)杜氏の千野麻里子さんが講師を務めました。
外国人の参加者の姿も見られました。
各県のお酒を楽しみ、満足そうな参加者たち
今回の「日本酒フェア 2016」は、3度目の土曜日開催で、新聞、WEB 紙面等で幅広く 周知されたこともあり、約6,300人の日本酒ファンが集まりました。若い参加者や女性の参加者が年々増加していて、更なる日本酒ファン層の広がりが期待されます。来年も今回と同時期に開催されるとのことです(開催日程は未定)。来年以降もますます発展していくことでしょう。
【イベント概要】
ホームページ:
https://www.japansake.or.jp/sake/fair/index.html
日時:平成28年6月18日(土)
公開きき酒会:第1部10:00〜13:00、第2部15:30〜19:00
全国日本酒フェア:第1部10:30〜14:00、第2部15:30〜19:00
場所:池袋サンシャインシティ4F(東京都豊島区東池袋3丁目1−1)
会費:前売券3,500円/当日券4,000円(両イベント共通券)
当日券のみ1,500円(全国日本酒フェアのみ)
主催:日本酒造組合中央会
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