8月2日（火）にホテル椿山荘東京（文京区）で「第8回雄町サミット」が開催され、優等賞受賞酒の発表がありました。今年は審査対象194点から、吟醸酒の部（純米吟醸含む）29点、純米酒の部13点が受賞されました。
会場には酒蔵、米生産者、一般客が約500名駆けつけ、ステージでは優等賞受賞した酒蔵が雄町を使った酒造りへの想いを語りました。
優等賞受賞酒の結果は以下の通りです（都道府県順、一部）。
吟醸酒の部（純米吟醸含む）
辯天 純米大吟醸原酒 備前雄町／後藤酒造店（山形県）
秀鳳 純米吟醸 雄町 原酒／秀鳳酒造場（山形県）
会津娘 純米吟醸酒／高橋庄作酒造店（福島県）
結ゆい 純米大吟醸酒／結城酒造（茨城県）
天覧山 喜八郎 純米大吟醸／五十嵐酒造（埼玉県）
「旦」純米大吟醸 雄町 火入れ／笹一酒造（山梨県）
純米大吟醸 二兎 雄町48／丸石醸造（愛知県）
木村式奇跡のお酒 純米大吟醸／菊池酒造（岡山県）
赤磐雄町 生／利守酒造（岡山県）
櫻室町 無濾過 純米大吟醸 備前幻／室町酒造（岡山県）
純米酒の部
喜平 静岡蔵 純米酒 限定謹醸 雄町／静岡平喜酒造（静岡県）
御前酒 純米 美作／辻本店（岡山県）
※上記の表記は、受賞銘柄／酒蔵名（所在地）の順となります。
全ての優等賞受賞酒一覧は以下のリンクよりご覧いただけます。
こちらをクリック⇒第8回優等賞受賞酒
雄町で醸された出品酒の利き酒コーナーでは、審査対象194点が並ぶ壮観な光景で、酒蔵の方が関係者、一般の方と交流しながら、お酒を楽しみました。
◆酒米「雄町」とは
「雄町」は、1859年（安政6年）に備前国上道郡高島村字雄町（現岡山市中区雄町）の農家が発見した酒米で、生産量の約95％を岡山県産が占めています。栽培が難しいことから一時は生産量が激減し‘幻の酒米’と呼ばれるようになりましたが、酒蔵の根強い要望により再び生産量が回復し、近年では広く全国の酒蔵に愛用されるようになりました。150年以上もほぼ途絶えることなく栽培され、交配されずに純血を保っている酒米は「雄町」のみであり、現在広く普及している酒米の「山田錦」や「五百万石」は「雄町」の血統を引き継いだ品種です。
【開催概要】
イベントホームページ：http://home.oy.zennoh.or.jp/omashi_summit/
日時：平成28年8月2日（火）15:00開始
場所：ホテル椿山荘東京・5Fオリオン（東京都文京区関口 2-10-8）
料金：5,000円
主催：岡山県酒造組合、岡山県酒造好適米協議会、JA全農おかやま
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