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Home 日本酒ニュース 2019年度の総額は234億円を突破!10年連続で最高記録を更新中! 日本酒は量より質の時代!?


全国約1,730の蔵元が所属する日本酒の業界団体・日本酒造組合中央会(東京都港区:会長 篠原成行、以下:中央会)は、国内で最も早く、2019年度(1~12月)の清酒輸出総額を発表いたしました。

【輸出実績推移トピックス】
【全体】

  • 過去最高の輸出金額を記録。総額約234億円(昨対比105.3%)
  • 数量では、前年比96・8%となり、量よりも質を求める方が海外のトレンドであることがわかりました。
    一升瓶(1.8リットル)に換算すると約1400万本。一升瓶(高さ約40cm)を並べた距離に換算すると約5,600km(東京-デンパサール間に相当)に達する計算となります。

【国別】

  • 金額・数量ともに第1位はアメリカ。一番堅調に伸びたのは中国(金額ベースで139.4%)。社会背景の余波もあり、韓国が前年比61.5%と落ち込むものの、新興国のブラジルが前年比127.9%と大きく伸長。
  • ヨーロッパ諸国の中では金額ベースでドイツが119.6%、イギリスが115.2%の伸びをみせ、醸造所のあるイギリスと日本酒造組合中央会が展示会に出展を重ねてきたドイツでの日本酒認知が高まってきていることを感じさせる数字となりました。
  •  アメリカの次に、中国・香港のアジア諸国がランクイン。中でも、中国の伸び率は10年前と比較して約2,100%と驚異的で、現地での日本酒を取り扱う人が増えていることを裏付けました。

 

kunibetsu2019

 

≪日本酒造組合中央会 理事/宇都宮 仁≫

日本酒は、日本文化・和食文化の重要な要素であり、日本酒輸出の増加は海外での日本食レストランの増加に支えられているところがありました。しかし、最近では日本酒と各国の料理との相性の良さに関心を寄せるソムリエ等が多くなってきていると感じています。今後は、さらに各国のソムリエ等に対して日本酒の可能性を提案していきたいと考えています。
また、東京オリンピック・パラリンピック期間中には、インバウンド向けに日本酒の多様な楽しみ方や酒蔵ツーリズム(R)等のPRを積極的に行う予定です。


≪日本の酒情報館 館長/今田 周三≫

情報館を訪れる外国人が思い出に残る日本酒体験をして頂くことが、飲食店での消費や酒蔵への誘客、そして将来の日本酒輸出に繋がると考え、様々な形で日本酒の魅力を発信しています。年々増え続ける外国人来館者に、確実な手ごたえを感じています。

【質疑応答のトピックス】
・日本酒輸出金額の増加要因は、海外の日本食レストランの増加です。今後は、その国の料理と日本酒のペアリングが進めば、出荷数量と金額は増加する。

・海外愛飲者は、富裕層が中心です。現在の富裕層へのアプローチの増加に加えて、中間層の海外愛飲者を取込むことができれば、出荷数量と金額は上昇する。

・インバウンド観光客は、団体旅行から個人旅行者へ推移しています。日本の文化体験をしたい人が増えているため、日本酒の需要、酒蔵見学の需要は増える。


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