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~わたしたちが醸す日本酒は信州の気候風土が詰まった“天恵の美酒”~【大信州】大信州酒造-長野県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第63回目の当記事では、長野県松本市(ながのけんまつもとし)の大信州酒造株式会社を特集します。

信州・長野県で酒造りに心血を注いできた

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

大信州の創業は1880(明治13)年。屋号のとおり、信州・長野県で酒造りに心血を注いできた酒蔵です。

わたしたちは長らく豊野蔵と松本蔵の2拠点で酒造りをおこなってきましたが、令和2酒造年度(2020BY)から酒造りに関わるすべての工程を、松本蔵で担うようになりました。

これは大信州の目指す理想的な酒蔵を実現させるため。入念な準備を重ねて計画を練り上げ、かけた歳月は10年におよびます。満を辞しての歴史に残る大きな事業となりました。

―代表銘柄は?

  • 大信州 手いっぱい

わたしたちの手仕事のなかには機械化できることもあるかもしれません。

しかし、効率を求めて本質までをも機械化したなかで生まれた日本酒では、わたしたちが目指す“天恵の美酒”とは言えません。

尽くせる限りの手を尽くした、「手いっぱい」の酒。その姿勢を名に冠した「手いっぱい」は、蔵を象徴する1本です。

先入観無く味わっていただくためスペックは非公開にしています。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

  • 大信州 N.A.C. ひとごこち

大信州が目指す究極の食中酒。穏やかな吟醸香と、軽快に旨味が膨らむ柔らかな口当たり。信州松本近辺の名物料理「山賊焼」との相性は抜群です。

適温は10℃の冷温から常温程度。45℃の上燗でもお楽しみいただけます。

大信州では仕込み1本1本の個性を味わっていただくため、可能な限り「シングルカスク」で瓶詰めしています。

「NACひとごこち」は、この「シングルカスク」の象徴として、契約農家毎肩貼りを貼り分け、農家毎異なる味わいをお楽しみいただけます。

※NAC:Nagano Appellation Control(長野県原産地呼称管理制度)
農産物やその加工品の原産地が、信州・長野県であることを保証する制度。
清酒の場合、信州産の酒造好適米と仕込水を使い、信州で醸造・瓶詰めされ、さらに厳しい官能検査(色・香り・味など)に合格したものだけが認定されます。

酒蔵プレス編集部

酒蔵プレス唎酒師による「大信州 N.A.C. ひとごこち 純米吟醸」テイスティングノート

●香り
綺麗な吟醸香。不純物がいっさい入っていないイメージの透き通った香りで、幸福感に包まれます。

●味わい
舌触りは軽く、喉には響き、爽やかな甘さが広がる味わいです。口に含み続けたときに広がるジューシーさは格別。

●ペアリング
白身魚のフライを醤油やタルタルソースなどをつけず、日本酒と一緒に味わっていただきたい。
フルーティな味わいと白身魚のたんぱくな風味、爽やかなキレと揚げ物の脂が調和します。

●総評
常温でもこんなに爽やかな吟醸香が広がるのは、大変素晴らしく感動しました。米・水・醸造のオール信州にこだわった一品。甘さに深みを感じ、冷温貯蔵をしているお陰かと思います。

蔵人が良い酒を目指して一致団結

―酒造りではどんなことを心がけていますか?

以和為貴”和を以って貴しと為す”と読むこの言葉は、聖徳太子の教えです。故下原多津栄大杜氏の座右の銘であり、大信州酒造の酒造りにおける信条でもあります。

この言葉のように蔵人が良い酒を目指して一致団結し、真摯に取り組む姿は美しく、その調和こそがおいしい酒を生み出す。そう信じて酒造りに励んでいます。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

松本には国宝・松本城、旧開智学校や、家具をはじめとする民芸の文化が盛んな街ですが、当蔵があるのは松本の市街地から北アルプスをめがけて少し進んだ田園に囲まれた中にあり、蔵から見晴らす北アルプスの山々と田園風景は毎日異なる表情を見せてくれます。

蔵に訪れる方の多くはこの蔵を取り巻く自然環境に大変感動されます。是非松本を訪れた際には市街地から少し離れ、広大な自然を体で感じてみるのもおすすめです。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

最近はSNSも活用するようになりました。ここでは書ききれない大信州酒造の考え方や、主催するイベントの紹介を定期的に配信しております。是非ご覧ください。

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今回ご紹介した酒蔵について

【長野県】
大信州酒造株式会社
http://www.daishinsyu.com/
長野県松本市島立2380

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酒蔵プレス編集部

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