地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第238回目の当記事では、静岡県掛川市(かけがわし)の土井酒造場(どいしゅぞうじょう)を特集します。
高天神城の源泉から誕生、150年の酒蔵
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
明治5年(1872年)、初代土井弥市は16歳で創業しました。高天神城の源泉から毎日水を蔵まで運んで酒を仕込みました。
それ以来150年間、高天神城の水を使用し、一貫して日本酒造りを続けています。
―代表銘柄は?
「開運 祝酒 特別本醸造」
土井酒造場の定番中の定番酒です。1872年の創業時、地元小笠郡小貫村の発展を祈って「開運」と名付けました。
お薦めの飲み方:ぬる燗、常温、冷や
―イチオシ商品はなんですか?
「開運 葛の里」
掛川市の伝統工芸品「葛布」の原料である葛の花から採取した花酵母と、静岡県オリジナル酒米の誉富士で仕込んだお酒です。フランスを始めとした世界各国で新しい日本酒として注目されています。
お薦めの飲み方&料理:ワイングラスに注いでカルパッチョやチーズに合わせるのがおすすめです。
基本に忠実な酒造り
―酒造りで心がけていることは?
基本に忠実に行う。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
大河ドラマ「どうする家康」の史跡:掛川城、高天神城
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
そのまま飲んで美味しいのはもちろん、食事が楽しくなるように食中酒として美味しく、飲み飽きしないお酒を心がけて造っています。
ぜひお食事と一緒にお楽しみ下さい。
今回ご紹介した酒蔵について
【静岡県】
株式会社 土井酒造場
静岡県掛川市小貫633
https://kaiunsake.com/
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