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~地元の水と米、地元出身の杜氏で造る本物の地酒~【鳩正宗、八甲田おろし】鳩正宗株式会社-青森県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第39回目の当記事では、青森県十和田市 (あおもりけんとわだし)の鳩正宗(はとまさむね)を特集します。

青森県十和田市唯一の蔵元

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

1899年(明治32年)稲本商店醸造部として創業し、青森県十和田市唯一の蔵元として地域に親しまれてきました。

厳しい気候風土で主に馬の放牧地帯としてしか使えず、人が住むには適していませんでしたが、掘削された人工河川「稲生川(いなおいがわ)」ができてから豊かな土地に生まれ変わりました。

創業当時の銘柄はその開拓の象徴である稲生川にちなんだ「稲生正宗」でした。そこから昭和初期に「鳩正宗」と変わり現在に至ります。

自然豊かな土地で十和田湖やそこから流れる奥入瀬渓流は散策などもできる観光スポットにもなっており、水もきれいでおいしく、弊社商品の仕込み水にも使用しております。

―代表銘柄は?

弊社では主に青森県産の米を使用し、食用米では「つがるロマン」や「むつほまれ」、「まっしぐら」などが有名で酒造りにも使用されていますが、中でも酒造好適米「華吹雪」「華想い」が代表酒米として栽培されています。

その中でも弊社の「八甲田おろし」は「華吹雪」を100%使用して丁寧に磨き上げ、丹念に仕込まれたお酒です。

恵まれた自然、風土、環境と数多の鑑評会受賞歴の技術の高さで、良い地酒を作り出したいという熱い杜氏・蔵人の思いから生み出されています。奥入瀬川の伏流水で仕込んだ米と水、技術。全てが青森県産の商品です。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

弊社は旨口のお酒を造ることを目指し、食とともに味わっていただける日本酒を造っております。

なかでも、「八甲田おろし 純米酒 華吹雪60」は青森県産の酒造好適米「華吹雪」を100%使用し、軟水である奥入瀬川の伏流水で仕込んだ商品がおススメです。

米の味を十分に引き出したまろやかなコクのある味わいが特徴です。香りは穏やかですがしっかりとした味わいで食事と楽しんでいただける味わいとなっております。

日本酒とあわせるのに定番なお刺身などもいいですが、十和田で有名な馬刺しやB-1グランプリで優勝を取った「十和田バラ焼き」と一緒にお召し上がりください。

地元の水と米、地元出身の杜氏で、本物の地酒を造りたい

―酒造りではどんなことを心がけていますか?

弊社の酒造りは長年、岩手県からやってくる南部杜氏にゆだねられていましたが、「地元の水と米、地元出身の杜氏で、本物の地酒を造りたい」という先代の夢に応えるために現杜氏である佐藤が南部杜氏の資格を取得しました。

地元の八甲田・奥入瀬の伏流水を使い、地元産の食用米を使っての酒造りではあるが地元の水、米、技術で酒造りに成功し、無事に先代の夢に応えることができました。

そこから青森県産米を中心に酒造りを心掛け、新しい青森県産の酒造好適米での酒造りにどんどんチャレンジしております。

地域に根差し、粛々と地酒を仕込んでいる蔵元がこの青森県十和田市にあるということを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っております。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

十和田市は、自然豊かな土地で十和田湖やそこから流れる奥入瀬渓流は散策などもできる観光スポットにもなっており、新緑や紅葉などきれいな景色が楽しめます。

冬には雪物語というお祭りがあり、春夏秋冬一年中いつ行っても楽しめる場所です。

また、アートによる街づくりをコンセプトに街づくりを行っており、西沢立衛氏設計の十和田市現代美術館をはじめ安藤忠雄氏設計の図書館や国立競技場を設計した隈研吾氏設計の十和田市民交流プラザ「トワーレ」など名だたる建築家が設計した施設があるのも特徴です。

自然とアートが融合した街で酒造りを行っております。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

弊社のお酒は皆様の食事のワンシーンに寄り添うようなお食事に合う旨口のお酒を目指して酒造りをしております。お酒だけではなくぜひお食事と一緒にマリアージュを楽しんで飲んでいただけたら嬉しいです。

ぜひ弊社の「八甲田おろし」を飲んでいただきたいと思います。

今回ご紹介した酒蔵について

【青森県】
鳩正宗株式会社
https://www.hatomasa.jp/
青森県十和田市大字三本木字稲吉176-2

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酒蔵プレス編集部

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