地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第195回目の当記事では、奈良県奈良市(ならし)の今西清兵衛商店(いまにしせいべえしょうてん)を特集します。
春鹿の伝説から継ぐ、伝統の息吹蔵
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
今西家は明治17年(1884年)より酒造業を始めました。
酒銘の由来は、春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から「春日神鹿」(かすがしんろく)と名付け後に「春鹿」(はるしか)に改め今日に至っております。
―代表銘柄は?
「春鹿 純米超辛口」
伝統ある技術が生んだ究極の辛口酒。キリッとした辛口ながら味わいがあります。
お薦めの飲み方&地元料理:冷から燗まで全ての温度帯でお飲み頂けます。
烏賊のお造りには冷で生姜醤油を合わせて頂き、揚げたての海老や野菜の天ぷらには、45度くらいの上燗にしてお召し上がり頂けると更に美味しく召し上がって頂けます。
心を磨き、技を磨き、旨酒の魂を醸す
―酒造りで心がけていることは?
「米を磨く・水を磨く・技を磨く・心を磨く」を基本理念に掲げ、日々旨酒(うまざけ)を醸すことに全力を尽くしております。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
日本で最初の国際都市「奈良」。ここは「日本清酒発祥の地」となります。
春鹿の酒蔵は東大寺や興福寺などの世界遺産にほど近く、今一番熱いエリアである、昔の風情を残す奈良町にございます。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
弊社では、レジにて500円をお支払い頂き、そのレシートを持ってお席にご案内いたします。その後、5種類の日本酒を味わって頂き最後に自家製の奈良漬をお召し上がり頂くといった内容の「利き酒体験」を味わって頂いております。(グラスは別途330円にてレジにてお求め頂けます。)
これを機に、日本酒に親しみを持って頂き、飲みにケーションをお楽しみ頂けると嬉しく思います。
今回ご紹介した酒蔵について
【奈良県】
今西清兵衛商店 清酒春鹿醸造所
奈良県奈良市福智院町24−1
https://www.harushika.com/
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