今年で 17 回目となる全米日本酒歓評会が、8月1日・2日の 2日間、米国ハワイ州で開催されました。
厳正な審査の結果、日米から出品された 381 銘柄より、グランプリをはじめ各賞が発表されました。

Sake Competition at the Hawaii Convention Center.
August 2, 2017
Photos by Marco Garcia
今年は、日本全国および米国の 158 社の蔵元から、大吟醸 A(精米歩合 40%以下)、大吟醸 B(精米歩合 50%以下)、吟醸、純米の 4 部門に 381 銘柄が出品されました。
審査は、日米より招かれた審査員 11 名により、ブラインド方式にて厳正に行われました。
また、市販酒の審査として様々なタイプの出品酒が公平な評価を受けることを目的とし、日本酒の審査では初の試みとなるグルコース濃度順に並べての審査が全出品部門において採用されました。
その結果、104 品に金賞が、89 品に銀賞が授与されました。
また、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得た出品酒に授与されるグランプリ、その次点の出品酒に授与される準グランプリも選ばれ、さらに第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞と併せて、下記の通り発表されました。
2017年度 全米日本酒歓評会 受賞結果
■ 大吟醸A部門(精米歩合40%以下)
グランプリ:太平山 天巧/小玉醸造株式会社(秋田県)
準グランプリ:あさ開 純米大吟醸 極上 旭扇/株式会社 あさ開(岩手県)
雪の茅舎 花朝月夕/株式会社 斎弥酒造店(秋田県)
■ 大吟醸B部門(精米歩合50%以下)
グランプリ:純米大吟醸 くどき上手 愛山/亀の井酒造株式会社(山形県)
準グランプリ:桃川大吟醸/桃川株式会社(青森県)
出羽桜 純米大吟醸 原酒/出羽桜酒造株式会社(山形県)
■ 吟醸部門
グランプリ:吟醸酒 azure/土佐鶴酒造株式会社(高知県)
準グランプリ:吟醸純米 杉玉/桃川株式会社(青森県)
出羽桜 出羽燦々(純米吟醸)/出羽桜酒造株式会社(山形県)
■ 純米部門
グランプリ:辯天 特別純米原酒 出羽の里/合資会社 後藤酒造店(山形県)
準グランプリ:辯天 特別純米酒 つや姫/合資会社 後藤酒造店(山形県)
土佐しらぎく 斬辛 特別純米酒/有限会社 仙頭酒造場(高知県)
これらの受賞結果、及び金賞と銀賞の受賞結果は、全米日本酒歓評会のウェブサイト(http://www.sakeappraisal.org/jp/)でご覧いただけます。
11月1日(水)ジョイ•オブ•サケ 東京が開催。
グランプリ、準グランプリ、エメラルド賞の各賞の授賞式は、11 月 1 日(水)開催のジョイ・オブ・サケ東京にて行われます。ジョイ・オブ・サケは全米日本酒歓評会の全ての出品酒が試飲できる利き酒イベントで、毎年日米の三都市で開催されています。
今年のジョイ・オブ・サケは、歓評会に続いて 8月4日にホノルルが皮切りとして開催され、1600名以上の来場者数を記録したほか、9月27日(水)にニューヨークでも開催されます。東京での開催はこの利き酒イベントツアーの最終地となります。
イベントの詳細はこちら
http://www.joyofsake.jp/tokyo.html