地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第152回目の当記事では、佐賀県鹿島市の光武(みつたけ)を特集します。
伝統を守り、品質を向上させる酒蔵
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
創業は1688年と非常に歴史の長い蔵です。
光武酒造場のある佐賀県鹿島市浜町は、江戸時代から酒造りの盛んな地域で、数ある酒蔵の中でも光武酒造場は「伝統の中からの革新」を合言葉に、昔ながらの酒造りの伝統は守りながらも一つ一つの製品の品質向上のため絶え間のない努力を続けています。
―代表銘柄は?
代表銘柄は「光武 」です。
―イチオシ商品はなんですか?
- 「きまぐれドラゴン2023」
きまぐれドラゴンは吉田龍一杜氏が「年に一仕込みだけ、今一番作りたい日本酒」を醸す企画です。8年目の今年は仕込み水の一部を日本酒で仕込んだ貴醸酒です。
とても濃厚で超甘口なお酒は佐賀県地元食材では牡蠣と一緒に、また意外にもバニラアイスにかけてもよく合います。
酒造りに愛を込め、地域と共に輝く
―酒造りで心がけていることは?
お酒の美味しさが人々の気持ちを豊かにし、幸せを感じられることを目指し、日々酒造りに精進しています。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
毎年3月最終土日に行われる「鹿島酒蔵ツーリズム」は鹿島市と嬉野市の酒蔵9蔵で開催。
同時開催される「肥前浜宿花と酒まつり」は光武酒造場のある「酒蔵通り」で行われるため毎年、数万人の来場者となります。地酒の試飲・購入・各種イベントがあります。
今回ご紹介した酒蔵について
【佐賀県】
合資会社 光武酒造場
佐賀県鹿島市浜町乙2421
https://www.kinpa.jp/index.php
地域で愛される酒蔵をご紹介!
-
【キラリと光る、地域で愛される酒蔵の銘酒】全国にある様々な酒蔵の歴史と文化、オススメの商品や地域の観光をご紹介!
地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と日本酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画がスタートしました! 日本には約1,400の酒蔵があり、地域の蔵人たちは日々情熱を注いで酒造りをしています ...
続きを見る