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~人と人との心をつなぐ酒を目指して~【環日本海、渦】日本海酒造-島根県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第59回目の当記事では、島根県浜田市(しまねけんはまだし)の日本海酒造(にほんかいしゅぞう)株式会社を特集します。

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

島根県の西部、石見(いわみ)地方の浜田市三隅町にあり、社名の如く日本海沿岸に蔵が建っています。また三隅町は「水澄みの里」とも言われる、海・川・山が織りなす風光明媚な土地です。

1888年に創業し、食中酒を中心に、様々なタイプの日本酒を醸しています。日本国内だけでなく世界の人が楽しむようになった日本酒。多様化する食シーンに寄り添う日本酒の可能性を感じながら酒造りを行っています。

―代表銘柄は?

「環日本海」は広い日本海の大海原をイメージした銘柄で、大吟醸から純米酒まで揃えております。旨みの濃淡は様々ありながら共通しているのは後切れの良さを特徴としています。

「渦」は、香りと味わいを渦を口中で感じて頂ける日本酒として7年前に立ち上げた限定流通の銘柄になります。山田錦・八反錦・佐香錦の3種類あり、毎年ブラッシュアップさせながら進化させているつもりです。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

海に近い立地である事から、魚料理に合うのは間違いありません。

浜田漁港ではノドグロや鯵(あじ)、鰈(かれい)など色々な魚が揚がり、刺身だけでなく、煮つけや唐揚げなど料理方法も様々です。

純米吟醸 渦 山田錦は魚料理全般に合うと思いますし、ノドグロに合わせるならズバリ「純米吟醸のど黒」もあります。

お肉料理には「環日本海 純米原酒超辛口」の濃醇超辛口の味わいが、肉の脂を切ってくれます。

酒蔵プレス編集部

酒蔵プレス唎酒師による「環日本海 純米原酒超辛口」テイスティングノート

●香り
瓶の色が赤く、お酒の色は黄色がかかり、いかにも力強そうなイメージですが、良い意味で裏切られる華やかなバナナのような吟醸香が広がります。

●味わい
原酒であり、日本酒度+15というパンチ力のある日本酒です。キレがよく後味がすっきりしていて、飲むたびに口中をリセットしてくれます。

●ペアリング
いかの沖漬けとの相性がとても良い。醤油の濃厚さといかの生臭さを完璧に流し、沖付けの複雑な味わいをひとつにまとめてくれます。

●総評
赤い瓶で「超辛口+15」と書いてあって、目につかないわけがないデザインから香りの華やかさに圧倒され、味わいの濃さ、キレの良さでまとまり、何もなかったかのように口の中から消えていくとても良い日本酒です。

お米の契約農家さんの米作りへの真剣さを引き継ぎ、蔵人と協力して美味しい酒を醸す

―酒造りで心がけていることは?

“酒造りは毎年が一年生”という気持ちの中、一つの方法だけに拘るのではなく、色々なアドバイスのもと、良いと思うことは積極的に取り入れながら酒造りに向き合っています。

決して設備が新しいとは言えない環境の中ですが、蔵人の皆と協力して酒造りに励んでいます。

また、契約農家さんの米作りの真剣さを引き継ぎ、美味しい酒を醸す責任も同時に感じています。

杜氏 小原広明

新しくオープンした「はまだおさかな市場」で地元の魚を楽しめる

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

石見神楽(いわみかぐら)は、石見地方に古くから伝わる日本神話を題材とした伝統芸能で、日本遺産にも認定されています。

元々は五穀豊穣に感謝し氏神様に奉納されてきましたが、テレビなどに取り上げられることも多く、地元だけでなく、観光客にも人気になっています。30以上の演目にはお酒が出てくる演目もあり、神事とお酒の繋がりを感じます。

また、浜田市内浜田漁港そばに「はまだおさかな市場」もオープンし、新鮮な魚だけでなく、産品の購入する事が出来たり、フードコートで魚料理を食べたりすることが出来ます。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

日本酒発祥の地とも言われている島根県にはたくさんの酒蔵があり、それぞれの地域性や歴史など個性を出している酒蔵が多い地域でもあります。

日本酒を飲むことで、その酒蔵だけでなく地域を感じ取ることも出来ると思います。

是非色々な日本酒を楽しんでいただき、想像してみてください。

今回ご紹介した酒蔵について

日本海酒造株式会社
https://www.kan-nihonkai.com/
島根県浜田市三隅町湊浦80

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酒蔵プレス編集部

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