地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第201回目の当記事では、福岡県大川市(おおかわし)の若波酒造(わかなみしゅぞう)を特集します。
若さと伝統、波に乗って100年
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
1922年創業。100周年を迎えたばかりの酒蔵です。 蔵は九州一の大河「筑後川」の傍に位置し、その若々しい波の姿より、若い波を起こし続けよと銘を受けました。
弟が当主を務め、姉の同期生が杜氏を、姉は若手の育成や蔵の循環といった蔵創りを担う3本の矢が中心となった酒蔵です。
―代表銘柄は?
「若波 純米吟醸」
若波酒造のお酒のコンセプトは「味の押し波・余韻の引き波」。味がぐっと押し寄せ、爽やかに引いていく”波”を表現しています。中でもこの純米吟醸は穏やかなバナナ香とメレンゲのように優しく溶けていく余韻が特徴で穏やかな波に漂っているかのような心地に誘ってくれます。
お薦めの飲み方:ワイングラスでまずは穏やかなバナナ香をお楽しみ下さい。
再現性が生む、究極の味わい
―酒造りで心がけていることは?
「再現性」を追求すること。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
日本一の家具と建具の街。東洋一の昇開橋。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
弊社には県内で2名しかいない清酒専門評価者が揃っており、厳しい品質審査をクリアした確かなお酒のみを世の中にお出ししています。どれを飲んでも美味しい若波。絶対的な安心感の若波。
そんな風に感じていただける酒造りと蔵創りに今後も精進して参ります。どうぞ今宵は若波をなみなみとお楽しみ下さいませ。
今回ご紹介した酒蔵について
【福岡県】
若波酒造合名会社
福岡県大川市鐘ケ江752
https://wakanami.jimdofree.com/
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