長崎県壱岐島(いきのしま)は古くより日本酒も数多く作られ、明治35年には小さな島の中に17蔵もの日本酒蔵があった。平成2年に最後の日本酒蔵であった重家酒造が日本酒作りを断念し、壱岐島での日本酒造りが途絶えてから約四半世紀。途絶えずに焼酎を作り続けてきた重家酒造を受け継いだ横山兄弟は、日本酒への強い想いを胸に日本酒づくりの再開に向けて動き出し、はせがわ酒店の長谷川浩一社長の仲立ちから、山口県の澄川酒造の澄川宜史社長と再会し、共同開発した「横山五十」を作り上げる。
各方面で好評価を得た「横山五十」を携え、2018年5月に故郷の壱岐島に全く新しい日本酒蔵「横山蔵」をつくり、故郷・壱岐島での日本酒造りを実に28年ぶりに復活させた。
12月13日に都内で「重家酒造 横山蔵 "よこやま" シリーズ 新酒蔵/新酒発表会」と言う、歴史的なお披露目会が開かれた。最新酒蔵で造られた、出来立ての壱岐島の日本酒“よこやま”シリーズと、造り続けた麦焼酎「ちんぐ」、復活の礎を造った澄川酒造の「東洋美人」が並んだ。
「よこやま」シリーズは、現在5種類。よこやまSILVERシリーズは11月から現在まで4種類、生酒タイプで発売されて、いづれも、全量山田錦100%の純米吟醸酒が酵母違いで楽しめる。また火入れ1種類がライナップされている。来年は純米大吟醸として「よこやまGOLD」も発売予定との事だ。
杜氏の横山太三専務が「芳醇旨口な味で、最初の一杯として飲んでもらいたい。」と語る様に、 "よこやま" シリーズはどれも、果実味を感じさせるフレッシュな飲み口で、食中酒ではなくお酒単独でも味わえるくらい、存在感の際立つ酒だ。
壱岐島の横山蔵の生産能力は、年間一升瓶15万が生産できるとのこと。販売販路を拡大するとともに、はせがわ酒店他、国内数百店舗の販売店、レストランにてオーダーすることが可能。あなたもその復活の証言者として、芳醇旨口な味わいを体感されてはいかがだろうか。
【主な販売先・レストラン】
<販売先>
株式会社はせがわ酒店(東京)亀戸本店・東京駅グランスタ店・麻布十番店・二子玉川店・日本橋店・東京スカイツリー店・パレスホテル東京店/株式会社乾酒店(大阪)/ 籠屋秋元商店(東京)/株式会社いまでやグループ(東京・千葉)/株式会社味ノマチダヤ(東京)/泉屋酒販株式会社(福岡)他100店舗
<飲食店>
麻布十番すぎ乃(東京)/串焼博多 松介(福岡)他数百店舗