酒蔵紹介

【御代櫻・津島屋】御代桜醸造株式会社

御代桜醸造株式会社

岐阜県美濃加茂市 代表銘柄:『御代櫻・津島屋』

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酒蔵紹介
五大街道のひとつである中山道には67の宿場町が存在しましたが、51番目の宿場町が太田宿です。中山道の三大難所と言われた「木曽の桟、太田の渡し、碓氷峠がなくばよい」と馬子唄にもある急流・太田の渡しがあった宿場で、現在も太田宿の当時の面影を色濃く残す一角に酒蔵はあります。明治時代の創業以来、126年に渡り、中山道御料林のいかだ乗りや街道を行き交う多くの人々に「天の美禄、百薬の長」として愛され親しまれてきました。

醸造用水として「木曽川」の伏流水を使用しています。一級河川木曽川は、長野県から岐阜県に至り、愛知県、三重県を経て伊勢湾に注ぐ木曽川水系の本流です。岐阜県美濃加茂市を含めた中流域は、「日本ライン」と呼ばれていて渓谷を形成し、1985年には環境省の名水百選にも選定されています。ほんのりと甘味を感じる中軟水で、口当たりが柔らかく優しい味わいの日本酒が産まれます。
2000年には従来の季節赴任杜氏制度を廃止して、但馬杜氏の下で腕を磨いた、地元美濃加茂市出身の青年を杜氏に抜擢しました。バイオテクノロジーを専攻した酒向博昭は、原点を見据えた手作り回帰という基本に忠実な酒造りを大切に、未来を指向した個性ある美酒醸造に心塊を傾ける日々を送っています。全国や国税局、岐阜県の新酒鑑評会他、様々なアワードでの受賞歴は多数となります。

銘柄の「御代櫻」という名前は、古代より日本人が愛してきた桜の花の五弁花を日本酒の五味五感の調和の象徴として、また八重咲きの桜である十弁花を酒の十徳を表すものとして、酒造に携わる幸せを桜に託して命名されました。桜は日本を代表するはなであり、心とも例えられます。日本人の心そのものを表現しているのが御代櫻となります。

一方で、「津島屋」は、2012年に現在の六代目蔵元・渡邉博栄が創った新しく若い銘柄です。その名前は創業当時の当蔵の屋号でした。その昔、創業家の先祖は、現在の愛知県津島市から岐阜の地へ移り住んできて、中山道太田宿という街道の宿場町で、「津島屋」という名の団子茶屋を営んでいました。ヒトとヒトが行き交う宿場町の憩いの場であり、そこにはヒトビトの活気や笑顔が絶えず溢れていたと言います。

そんな創業家の原点に戻って、呑む人が癒されて思わず笑顔になってしまうような酒を醸したい、そして、ヒトとヒトをつなぎ、昔よりも失われつつある「絆」をつくるような酒でありたいという願いが込められています。ラインナップは、特定名称酒クラスの純米系のみの品揃えです。拘ればこそ、それ程数量は出来なくて繊細だけれども、味わい深さは抜群の日本酒の希少な部分をお楽しみ頂きたいと思います。当蔵の考え方を理解して下さり、日本酒の魅力を一緒に伝えていただける特約販売登録店さまにのみお取り扱いいただく流通限定商品としてご提案しています。その数は2019年3月現在48酒販店様。米と水とそして酒を醸す造り手達の情熱が生みだす日本酒の限りない可能性を模索し、挑戦し続ける・・・歴史や伝統から学び、そこから新しい価値を創り(創新)、世界へ発信する。単なるアルコールという液体の日本酒ではなく、もっと大きな価値として日本酒を伝えていく。それが「津島屋」です。

今期の酒造りの近況について
現代の酒造りの雛型は、残された文献等によると江戸時代に既に確立されていたと言われています。脈々と受け継がれる技を継承して、伝統の味わいを大切にしています。地方、そして地域との関わりの中で育み支えられているのが地酒であるという想いから、蔵の地元である岐阜県や美濃加茂市産の原材料に拘った酒造りに取り組んでいます。甘いだけではなく、辛いだけでもない、五味五感の調和のとれたバランスが良い、食事の邪魔をしない飲み飽きない旨酒を目指しています。そんな中で、ここ数年はより一層の美味しさを目指して、「深化」をテーマにした酒造りを模索しています。

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イベントへお越し頂くお客様への一言

より一層御美味しさを求めて進化し続ける御代櫻・津島屋の日本酒をこの機会に是非ともお試しください。
宜しくお願い申し上げます。

■御代桜醸造株式会社HP   http://www.miyozakura.co.jp
■Facebook         https://www.facebook.com/miyozakura/
■酒蔵のご当地情報(岐阜県美濃加茂市)https://www.city.minokamo.gifu.jp/shimin/

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酒蔵プレス編集部

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