酒蔵紹介

【天山】天山酒造株式会社

更新日:2017年6月

天山酒造株式会社

佐賀県小城市 天山酒造株式会社 代表銘柄:『天山(てんざん)』

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『酒蔵紹介』
銘酒・天山の誕生は名水とともに


1861年(文久元年) 佐賀県小城郡小城町岩蔵(祇園川河畔)
現在地にて製粉製麺業を始める
天山酒造のルーツは水車業です。現在地(佐賀県小城市)で小京都小城の祇園川の清流を利用し、水車業を営み、製粉・製麺業を文久元年(1861年)に開始します。当時、鎖国中の日本が海外へ積極的に目を開き、勝海舟が咸臨丸でアメリカへ初航海を行った頃の事です。
七田家は水車業をして既に地元の造り酒屋からも酒米の精米を引き受けていました。

1875年(明治8年)同地にて七田利三・ツキ夫妻が酒造業を始める
明治8年(1875年)、廃業される蔵元から酒造道具のみでなく酒蔵まで購入依頼を強く受けて、初代蔵元となる七田利三はやむなく町内の酒蔵を購入してし まい、この結果、「七田家は造り酒屋をも始めるらしい…」との風評が広まり、酒造業を始めることになったというのは嘘のような本当の話です。

水車業からスタートした製麺事業は大正、昭和と当時最高の製造設備で操業したが、昭和30年代後半で終止符を打ちました。
その中でも、高級素麺はその品質が「日本一」だとの折り紙を関西一の老舗料亭主人からつけられたりしていたと三代目蔵元・七田秀一が満面の笑みをたたえていた。

「こだわり」は天山伝統のDNAである
1936年(昭和11年)
二代目蔵元 七田秀一が合名会社 七田本店を設立
二代目蔵元・七田秀一(初代秀一)は商売の傍ら、建築に造詣が深く、自前(非営利)の本格的な製材所を持ち、大工さん、左官さん、ブリキ屋さん達を抱えて いました。そして、酒蔵の建築のみならず、岩蔵寺や地元小学校に立派な校舎を建てて寄進するなど地域貢献にも積極的に取り組みました。 この二代蔵元の建築に対する「こだわり」は現在の「明治蔵」「大正蔵」「昭和蔵」及び「竪型水車」とその水路が各々国の有形登録文化財に登録され、佐賀県遺産にも認定され、今尚立派に酒造りの舞台となる現役蔵として活躍している所以である。

1959年(昭和34年)
三代目蔵元 七田秀一(襲名)時 資本金9,000千円
天山酒造株式会社に改組
三代目蔵元・七田秀一(二代秀一)は農業に造詣深く、酒米の研究にとどまらず終戦直後の21年春に戦後の地方農業の復興を夢見て、農業者のリーダーの育成を志し、私財を投じて、専門の農業大学を創立しました。 農業経営から大学まで創立したほどの農業へのこだわりは酒造りへ活かされ、昭和30年代当時希少であった酒造好適米「雄町」を直接自身の圃場で栽培するなど原料段階から徹底したこだわりの酒蔵経営を行った。

1971年(昭和46年)
四代目蔵元 七田直男時 資本金18,000千円に増資
四代目蔵元・七田直男は日本の高度成長期(昭和40年代)に日本酒の消費拡大に対応すべく、精米設備の整備や仕込みサイズの変更、瓶詰め設備の近代化などを行った。 また、当時はまだ知られていなかった純米清酒(無添加酒と称していた)も先駆けて醸造し、純粋日本酒協会の会員として「純米酒の普及啓蒙活動」にも積極的に取り組んだ。

1976年(昭和51年)~2009年11月
五代目蔵元 七田利秀 
「こだわり」の精神は平成の現在も天山のDNAとして脈々と引き継がれ、「品質第一の酒造り」の姿勢で原料となる酒米栽培からこだわり、契約農家と年に何回も品質向上のための研究会を実施するなど、「酒造りは米づくりから…」との思いは五代目蔵元・七田利秀が経営の理念として掲げる「不易流行」の「不易」の部分である。

2009年(平成21年)12月
六代目蔵元 七田謙介 代表取締役就任 現在に至る

『代表商品について』
天山 スパークリング DosageZero
天山スパークリングは、酒造好適米を蛍の名水として知られる天山の湧水で醸しあげ、更に長時間じっくりと瓶内二次発酵をさせ澱引きしました。
熟練の蔵人の高い技術と技で、ひとつひとつ丁寧に造る「DosageZero(ドサージュ・ゼロ)のスパークリング日本酒は、お米本来のピュアな味わいを生かしたドライで繊細な味わいと、キメ細かなひとすじ泡が作り出す絶妙なバランスを楽しむ新しいスタイルの日本酒です。
晴れの日に乾杯のお酒として、またお食事と共に楽しむお酒としてご利用ください。

天山スパークリング商品+カートン

お客様への一言
2020年東京オリンピックで乾杯酒に「AWA酒」が私達AWA酒協会の夢です!応援よろしくお願いします。

■天山酒造株式会社
http://www.tenzan.co.jp/main/

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酒蔵のご当地情報(佐賀県小城市)
http://www.ogi-kankou.com/

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