櫻正宗株式会社(所在地:神戸市東灘区、代表取締役社長:山邑太左衛門)のこだわりの詰まった日本酒をご紹介します。
地域で愛される酒蔵をご紹介!
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清酒を造り続けて400年、協会一号酵母発祥蔵【櫻正宗】櫻正宗株式会社‐兵庫県
地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第139回目の当記事では、兵庫県神戸市(こうべし)の櫻正宗(さくらまさむね)を特集します。 初めて公的酵母 ...
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櫻正宗 純米大吟醸 協会1号酵母
商品情報
◎容量:720ml
◎アルコール度:13度
◎原料米:兵庫県産山田錦
◎精米歩合:50%
◎お薦めの飲み方:冷や、燗
◎価格:¥1,562(税込み)
精米歩合など酒造りの技術が多様化する現代に、同酵母が広く使われた当時になかった大吟醸で醸してみようと開発。
酒蔵プレス唎酒師によるテイスティングコメント
●香り
かすかな甘さと爽やかさ。ほのかに香る青竹っぽい若々しさ。飲み進めてるときにふと、このお酒に戻って、もう一度香りからティスティングを始めるとふわっと一瞬膨らんでくる香りがあり、それが心地よいです。
●味わい
苦味のある甘みが少し豆腐っぽい。口で広げると酸味が出てきて、どっしりとした後味と苦味、酸味が複雑性を帯びて、舌に残ります。どっしりとした味わいながらもキリッとしているミネラル感やアルコール感もあるので、味のクセがあるものを食べてリセットしたいときにおすすめのお酒です。
●ペアリング
豆腐にネギと塩をかけた「ネギ塩冷や奴」
塩は辛めの塩、ネギは青いところ、豆腐はシンプルに、日常的な味わいに歴史ある日本酒が刺さります。
料理と合わせるとキリッと感が強まるので、居酒屋に入ってすぐ食べて飲めるようなスピードメニューと合わせるのにとても良いと思います。
●総評
「協会1号酵母使用」・・・これを見ただけで興奮しますよね。
だって「1号」ですよ。続くものの中の1号はなんでもすごいと思います。
さて、いつの時代のものなのだろうと調べると、なんと1906(明治39)年。戦禍で消失してから、2000年に入って残っているのが見つかり、今回は、その昔の酵母と現代の精米技術で造った一品だそうです。
歴史を考えながら飲むと、感慨深くなり、味わいにも深みがでること間違いなし!