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【日本酒の輸出総額】祝・平成最後の大記録!2018年度は初の200億越え!9年連続で過去最高額!

全国約 1,730 の蔵元が所属する日本酒造組合中央会(東京都港区:会長 篠原成行、以下:中央会)は、
2018 年度(1~12 月)清酒輸出総額を財務省貿易統計に基づき発表しました。

日本酒の輸出総額が 9 年連続で過去最高額を記録し、 輸出総額は初の 200 億円を越えました。


【輸出実績推移トピックス】

【全体】
● 金額・数量ともに
過去最高を記録。総額約 222 億円(昨対比 119%)
● 数量では、一升瓶(1.8ℓ ) に換算すると約
1400万本。一升瓶(高さ約40cm) を並べた距離に換算すると約 5,600km(東京-アラスカ・アンカレッジ間に相当) に達する計算となります。


【国別】

● 金額・数量ともに第 1 位はアメリカ。現地で酒造業を営むメーカーも多く、最も日本酒への関心が高い人が多い国といえます。
● アメリカの次に、韓国・中国・台湾・香港のアジア諸国がランクイン。中でも、
中国の伸び率は 2 年前と比較して248%と驚異的で、現地での日本酒を取り扱う人が増えていることを裏付けました。

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詳しい調査結果は下記よりご覧いただけます。
【日本酒造組合中央会】2018年度清酒輸出総額

 

日本酒造組合中央会における海外へ向けた取組み
① 海外展示会への出展
Vinexpo や ProWein など、世界最大級のワイン・アルコール見本市に日本酒造組合中央会からも 3 年前より積極的に出展し、現地のディストリビューターや酒販店に対して、日本酒の理解を深めてもらう施策を行っています。

② 海外サポートデスクの設置
イギリス・フランス・香港・アメリカに海外サポートデスクを設置。現地の日本酒事情やトレンドなどを常にキャッチアップできるようにしています。
③ Japan Sake & Shochu Academy の実施
海外での日本酒・本格焼酎を取り扱う専門家へ向けて、酒造りや料飲店でのトレンド、フードペアリングなどを知っていただくセミナーを実施しています。今年は倍率が 3 倍に達するなど、大変高く注目されています。
④ 『日本の酒 情報館』における Podcast 配信 『SAKE ON AIR』
『日本の酒 情報館』(※)から隔週でお届けする世界初の日本酒・本格焼酎の海外向け Podcast の英語放送をスタートしました。実際に日本酒に携わる強力なインターナショナルキャストが、日本の酒の魅力をたっぷりとお伝えします。

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『日本の酒 情報館』
■東京都港区西新橋 1-6-15 日本酒造虎ノ門ビル 1F
常時 70 種類以上の日本酒を 1 杯 100 円から楽しむことができ、国内外からお客さまでにぎわっています。海外からのお客さまは 2 年前に比べて 3 倍となり、試飲だけでなく、日本酒にまつわる情報収集もできるうえ、酒蔵見学などの相談ができるなど、“コンシェルジュ”としての役割も担っています。

≪日本の酒 情報館 今田周三館長のコメント≫
日本の酒 情報館を訪れる海外のお客様が確実に増えています。これまでは欧米のお客様がほとんどを占めていましたが、輸出の傾向を考えると、今後アジア系のお客様が増えてゆくことが予想されます。情報館は日本酒・本格焼酎についてほとんど知識のない方を主たるターゲットにしていますが、日本の酒についてもっと知りたいという熱意を強く感じますので、これからも魅力的な商品・イベントを企画してまいります。

【日本酒造組合中央会について】
日本酒造組合中央会は、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律(昭和28年2月28日法律第7号。以下、「組合法」という。)に基づき、酒税の保全及び酒類業の取引の安定を図ることを目的として昭和28年に設立しました。
酒類業組合などに関する法律に基づいた業界団体で、酒類業界の安定と健全な発展を目的とし、全国の約 1,750 の蔵元(清酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)が所属しています。また、『國酒(こくしゅ)』といわれる日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんについて情報発信することで、国内外に幅広く認知を向上する活動に取り組んでいます。

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酒蔵プレス編集部

あなたと酒をつなぐSAKEメディア 「酒蔵PRESS」では、Made in JAPANの日本酒を中心に、和酒(日本酒、焼酎、泡盛、梅酒、リキュール、地ビール、日本ワインなど)に関わる情報を発信しています。

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