sake 茨城県 酒蔵紹介

【華世 / Kaséi】根本酒造 ‐ 茨城県 ー 慶長8年(1603年)・武家発祥。伝統を未来へ繋ぐ、茨城県奥久慈の創業420年の老舗蔵。

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。
今回は、茨城県常陸大宮市の根本酒造を特集します。

420年の歴史を未来へつなぐ新たな挑戦

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

私たち根本酒造は、徳川幕府開幕の頃、慶長 8年(1603年)から約420年にわたって地域密着で誠実に酒と向き合い酒を想い、酒造りに全てを捧げてきた老舗酒造です。

当酒造を創業したのは常陸国久慈郡を治めていた大名佐竹氏の重臣であり、家老職も務めた根本家。
藩主へ納める味噌・醤油などを製造していた技術を応用して酒造りを始め、以来20代にわたって伝統と歴史を守りながら徹底した地域密着で酒造りに取り組んできた「武家発祥の武士の酒」を展開する蔵です。
この度、事業承継を経て、420年の伝統を未来へ繋ぐべく、新たな挑戦に踏み出しました。

当酒造が位置する奥久慈は、茨城県の最高峰の山である八溝山を源とする“清流”久慈川が流れており、大自然に囲まれた里山の田園風景が広がる中山間地域に位置しています。
この地域は、豊かな水に恵まれているだけでなく、昼夜の寒暖差が激しいため、稲自身が養分と旨味をたっぷりと蓄える良質な米が実ります。
名水として誉れ高い駒形神社に湧出する御神水を酒造りに使用。
奥久慈の雄大な山々に蓄えられて湧き出でる清純な水は、酒造りに必要なミネラル(マグネシウム、カリウム、リンなど)を適度に含んでおり、酒造りに適した環境です。

創業以来受け継がれる職人たちの伝統の技術や知識は、時代を超えても色褪せることなく当酒造の酒造りの根幹を支えています。
伝統に重きを置くだけでなく常に、"時代に合わせた”旨さを生み出す姿勢も重視してきました。
外部環境の変化にさらされてもそれを逆手に取り、時代に合わせて地域に愛される酒造りを実施してきました。
International Wine Challengeにおいて17回もの受賞歴をはじめ数々の賞を受賞しています。

―代表銘柄は?

華世

厳選した紀州南高梅を贅沢に1本700mlあたり15個、400g使用しています。
漬け込んだ梅の実の濃厚な甘みとフレッシュな酸味を口いっぱいに感じられるよう、あらごしで果肉感たっぷりに仕上げました。
フレッシュ感が強く、採りたての梅を砕いたかのような芳醇な完熟南高梅の香りと、とろけるような果肉の濃厚な味わい、心地よいキレのある酸味がひと口ごとに広がります。

また、従来の梅酒とは異なり、25度と高めの度数なので、ロックはもちろんソーダ割りでも水っぽくならず、梅本来の力強さを堪能できます。
お酒初心者からお酒好きまで幅広い方にお愉しみいただける、まさに“梅を味わいつくす”ための酒質に仕上げております。
最後の一滴まで贅沢な梅酒体験をお愉しみいただけます。

容量:700ml
アルコール度数:25度
受賞歴:International Spirits Challenge 2025ブロンズ賞(銅賞)、第10回全国梅酒品評会2025 銀賞
お薦めの飲み方:王道のソーダ割やロック・お湯割だけでなく、紅茶で割るなど幅広い飲み方をお愉しみいただけます。
おすすめのペアリング:
「脂」を流すペアリング(キレを活かす)
 揚げ物や甘辛いタレの料理とあわせることでスッキリとお愉しみいただけます。
「香り」を増幅させるペアリング(華やかさを活かす)
 ハーブや薬味(大葉など)を使用した料理や燻製料理と、華世の梅本来の華やかな香りが相乗効果をもたらします。
「酸味」を調和させるペアリング(濃厚さを活かす)
 エスニック料理など酸味のある料理と、華世の酸味がマッチします。

良い意味で「梅酒らしくない」上質感のある化粧箱・ボトルデザインを採用しました。
真っ白な瓶に梅を想起させる明るい紅色でロゴを載せております。ご自宅でのご飲用だけでなく、ギフト・プレゼントでもご利用いただけると嬉しいです。

一本一本、人の手で丁寧に仕込む酒造り

―酒造りで心がけていることは?

400年の歴史を次世代へ繋ぐべく、事業承継後の再出発の第一歩として1本1本丁寧に人手を介して造りをしています。

梅という単一の原料を使うからこそ、特に工夫を凝らしたのは、「奥行き」と「エレガンス」を生み出す砂糖のレシピです。
複数の糖質を緻密にブレンドした独自の配合を用いることで、単調な甘さではなく、口の中で甘味・酸味・香りが幾重にも広がる重層的な味わいを実現しました。

また、雑味がでずにスッキリとお愉しみいただけるよう丁寧に手作業であらごしを行っています。

―読者へのメッセージをお願いします。

老舗酒造の事業承継後の再興への熱い想いを持ち、一本一本手作業で、手間暇をおしまず丁寧な製法でつくっています。
最高級素材である紀州南高梅を贅沢に使用し、その華やかな香り・上品で濃厚な味わいと心地よい酸味を最大限引き出すためのすべてが詰まった一本です。

ぜひお酒好きの皆さまにお愉しみいただけることを楽しみにしています。

今回ご紹介した酒蔵について

【茨城県】
根本酒造株式会社
茨城県常陸大宮市山方630
http://www.kujinoyama.com/

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酒蔵プレス編集部

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