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【取材レポ】「大信州 手いっぱいの会 in 東京」の人気の秘密を探る

2019年9月8日、長野県松本市の大信州酒造主催の「大信州 手いっぱいの会 in 東京」がホテルグランドパレス東京(2階ダイヤモンドルーム)にて開催されました。東京でこの会が開催されて5回目。信州北アルプスの伏流水、長野県産の良質な酒米、大信州伝承の技と知恵、気候、風土が一体となった酒造り、信州、酒、そして日本の文化を伝えるべく、信州の大自然の中に薫る水を醸し続けいらっしゃいます。そんな大信州の魅了される熱心なファンは多く、この日も業界関係者はほぼ無く、蔵見学でこの会を知った方だったり、口コミで集まった約300人のファンで埋め尽くされていました。MCは、2018 ミス日本酒 準グランプリ、ご当地の長野代表の児玉アメリア彩さん。長野の酒を知り尽くした彼女の司会ぶりで会場を沸かせていました。

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お酒のラインナップは、イベント名にもなっている「手いっぱい」をはじめとした上級酒4種、最上級酒「香月」3種、食中酒2種、みぞれりんごの梅酒、そして、9月9日のひやおろし解禁日を前に、ひと足早く季節限定のひやおろしを味わいました。

☆daishinsyu

料理はホテルの洋食を中心に、大信州酒粕を使ったタンドリーチキン、キムチうどん、そしてカレーが振舞われました。

また、蔵人に何でも聴いてみよう!の質問コーナーや、グッズが当たる抽選会があり、参加者からの質問はもちろん、当選者の自己紹介タイム等、参加者がマイク越しに大信州愛を語るシーンが多く見受けられました。究め付けは締めの挨拶をされた、東京での実行委員長、古舘実さん。大信州に魅了されて、普段は日本酒とは関係のないIT系企業の社長をされているが、好きが高じて東京での酒蔵の会を呼びかけられているそうです。酒蔵と参加者の距離が近く、家族的な雰囲気に包まれているのがこの会の人気の秘密でしょう。

大信州酒造の田中隆一社長から、「新しい蔵での今年の酒造りは酒質は大丈夫かと言われることがあります。すべての結果は酒が物語ります。最善を尽くして準備をしています。新しい大信州の船出を応援してください。」との言葉がありました。新しい蔵では思考錯誤の連続が予想されるため、集中して酒造りに向き合う期間として、来年の蔵の会はお休みされるそうです。そんな真摯な姿勢が、ファンをさらに惹きつけます。これからも大信州酒造の酒造りに目が離せません。

【大信州 手いっぱいの会 in 東京 開催概要】
日時:2019年9月8日(日) 開宴15:00(開場14:30)
会場:ホテルグランドパレス東京(2階ダイヤモンドルーム)
主催:大信州酒造主催株式会社

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酒蔵プレス編集部

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