IWCは、7月7日(木)ロンドンにて、2016年の「SAKE部門」における「チャンピオンSAKE」を発表しました。 1,281銘柄の中から厳しい競争に勝ち、IWC 2016の「チャンピオンSAKE」を受賞したのは、出羽桜酒造株式会社(山形県)の「出羽桜 出羽の里」です。若い辛口の純米酒で、 青りんごのような香りとかすかに残るスパイシーな風味が、世界各国から召集された57名の審査員の絶賛を誘い、チャンピオンになりました。出羽桜酒造のお酒が「チャンピオンSAKE」に選ばれるのは2度目で、同じ酒蔵が2度選ばれるのは初めてのことです。前回の受賞は2008年で、「出羽桜 純米大吟醸一路」が「チャンピオンSAKE」に選ばれました。
ディナーでは「グレートバリューSAKEアワード」も発表されました。「グレートバリューSAKE」とは、手ごろな値段で楽しめる 美味しいお酒に授与されます。全国の小売店やインターネットで販売される、720ml あたりの小売価格が 1,000 円未 満の日本酒で、5 月の審査会で金賞か銀賞を受賞した候補から「グレートバリューSAKE アワード」として、渡辺酒造店(岐阜県)の「小町桜」が選ばれました。コクがあり、かすかに白い小花やカンタロープメロンの香りが感じられる普通酒です。渡辺酒造店は「グレートバリューSAKE」の他に、2銘柄がトロフィーと金賞を受賞したことに加え、7銘柄が銀賞に選ばれました。
IWC のマネージング・ディレクターであるアンドリュー・リードさんは「今年のSAKE審査会は過去最高のものでした。エントリー数が過去最多だったということだけではなく、世界中から日本酒のエキスパートを集めるイベントになりました。IWCは、世界における日本酒のニーズがうなぎのぼりになるよう、大切なパートナーである酒サムライと協力して、これからも国際的な SAKE人気を盛り上げていきます。今回、10 周年という特別な機会に開催地に名乗りを 上げてくださった兵庫県に重ねて御礼を申し上げます。近い将来、IWC『SAKE 部門』審査会がまた、日本に里帰りできるようにしたいと思っています。」と話しました。
日本酒の輸出は過去10年間で2倍以上になり、日本酒のグローバルな人気の高まる中、酒蔵プレスは今後の日本酒の動向を日本国内のみならず、海外の動向を積極的に掴み、発信して参ります。
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