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<取材レポ> 刻 SAKE 協会、認定酒のお披露目と熟成酒×熟成チーズのペアリング実施を開催!

一般社団法人 刻(とき) SAKE 協会は、1月27日 (金) 17時〜東京ステーションホテルにて協会が認めた“熟成期間が10年以上”等の基準を満たした熟成酒・古酒のお披露目会を行いました。同時に、世界中で熟成酒と相性の良い食材として知られるチーズを用い、熟成酒と熟成チーズとを掛け合わせた試飲&試食会も行われました。

冒頭挨拶の中で、代表理事の増田徳兵衛商店の増田社長から
「ある時から清酒は均一にすること、毎年同じものを作ることを目指してきたように思う。でも、米や気候は毎年違い、熟成によって酒はさまざまに変化する。変化する価値を伝えていきたい。」と語られました。
世界に誇れる日本酒文化を価値化していくという熱い想いを感じ、その後に刻 SAKE 認定を受けた7名の蔵元から語られる「刻 SAKE が生まれたストーリー」や「商品説明」があり、熟成酒がもつ個性溢れる魅力を再発見すると共に、古にして新しき酒という価値を知る良い機会だったかと思います。

イベント概要

日時: 1月27日(金)17:00~19:00
会場: 東京ステーションホテル

■第一部:刻 SAKE 認定酒について (17:00~18:00)
・刻 SAKE 定義/認定基準について
・刻SAKE認定酒の紹介
・認定証明ブロックチェーンICタグ(NFCタグ、NFT)の紹介
【登壇者】
刻 SAKE 協会 代表理事 増田 徳兵衛氏  
刻 SAKE 協会 常任理事 上野 伸弘氏

■第二部:チーズと熟成酒の相性について(18:00~18:50)
・日本酒レポート「熟成のチーズと酒」 酒類総研
・パネルディスカッション
【登壇者】
モデレーター、チーズプロフェッショナル 圓子 千春氏
酒類総合研究所 品質評価 藤田 晃子氏
刻 SAKE 協会 顧問 サントリー 名誉チーフブレンダー 輿水精一氏

■第三部:今後の取り組みについての説明(18:50~19:00)
【登壇者】
刻 SAKE 協会 副代表理事 水野 直人氏

「2022年度 刻(とき) SAKE認定酒」紹介

永井酒造株式会社/水芭蕉(群馬県)
「THE MIZUBASHO Aged 17 Years」
https://www.mizubasho.jp/

株式会社島崎酒造/熟露枯(栃木県)
「純米大吟醸 30年」
https://azumarikishi.co.jp/

株式会社増田德兵衞商店/月の桂(京都府)
「琥珀光」
https://tsukinokatsura.co.jp/

黒龍酒造株式会社/無二(福井県)
「無二 2012」
https://www.kokuryu.co.jp/

株式会社南部美人/南部美人(岩手県)
「南部美人 オールコージ1998 the 1st lot」
https://www.nanbubijin.co.jp/

出羽桜酒造株式会社/出羽桜(山形県)
「出羽桜 露堂々」
https://www.dewazakura.co.jp/

木戸泉酒造株式会社/AFS (アフス)(千葉県)
「AFS Ensemble 2004&2008」
https://www.kidoizumi.jp/

試飲会も開催されました!

酒蔵プレス編集部
認定酒のお披露目会と同時に行われた試飲会では、熟成酒と熟成チーズについて、科学的な見解を基にそれらの相性の良さなどをさまざまな観点から知ることができました。
熟成酒と熟成チーズのペアリングでは、4種類の熟成酒-(『刻の奏(4本セット(720ml· 4種2箱)』880,000円)と3種類のチーズ(カマンベール、エポワス、ブルー・ドーヴェルニュ)が提供されました。
チーズには脂肪分と塩分があり、日本酒やワインには旨味成分と酸があり、その強弱によって、旨味が広がるものやより酸味を引き立たせるものなど、さまざまな味わいを体験することができました。

古酒・熟成酒によって、日本酒の新たな価値創造に向けて、熟成という時間軸の概念が世の中へ広がりそうです。尚、2023年4月から刻(とき) SAKEの発売の計画があるとのことです。

「一般社団法人 刻(とき) SAKE 協会」 協会概要

(一社) 刻SAKE協会
公式HP : https://tokisake.or.jp/
古酒・熟成酒に日本酒の未来を描く日本酒蔵元が集まり、刻SAKE協会を設立。世界に誇れる日本酒を価値化していくため、時間軸を用い高付加価値の基準をつくり、ブランド化を目指す。既存の流通体制や価格帯を見直し、新たな市場開拓へ活動する。同協会の代表理事を務めるのは、(株) 増田徳兵衛商店 代表取締役でもある増田 徳兵衛氏。同協会 常任理事には、長期熟成日本酒 BAR 「酒茶論」オーナーの上野 伸弘氏。同協会 顧問は、弁護士 日本労働弁護団 名誉会長の山本 博氏、サントリースピリッツ(株) 名誉チーフブレンダーの輿水 精一氏、日本ソムリエ協会 会長の田崎 真也氏の3名が務める。

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酒蔵プレス編集部

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