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山梨銘醸 日本酒製造における全使用電力をCO2フリー電気へ切替

山梨銘醸は、2022年12月17日より、日本酒の製造過程で使用される電力100%を、「やまなしパワーNEXT」ふるさと水力プランに切替えました。これにより、使用電力分の年間CO2排出量約510トンが実質ゼロになります。
山梨銘醸では、日本酒の醸造、貯蔵過程において、高い品質を確保するため、発酵温度の管理や冷蔵貯蔵の電化により、多くの電気を使用しています。

原料米の品質が気候変動の影響を受ける中、山梨銘醸株式会社は、日本酒製造業として二酸化炭素排出量を減少させることでカーボンニュートラルの実現に寄与していきます。

また、このプランは東京電力エナジーパートナー株式会社の標準的な電気料金に、山梨県の環境保全事業などの施策に充当する金額を加算した料金となるため、故郷である山梨の環境保全にも貢献します。山梨銘醸株式会社は今後も、日本酒製造業として、気候変動対策にも取り組み、持続可能な酒造りを目指していきます。

1750年創業の老舗造り酒屋として

1750年に創業した山梨銘醸は、豊かな自然を享受する北杜市白州町にて創業し現在で13代目となります。この地で長らく醸造をさせていただいることに感謝しております。

数百年にわたり醸造を行ってきましたので、醸造するスタッフや醸造技術、醸造設備は時代に合わせて変化しておりますが、唯一変わらないのはここ白州町で採水される仕込み水である天然水です。

この豊かな自然を享受する企業として、環境保全に対して前向きに取り組むことは社会的責務であると考えております。

SDGSを踏まえた、これからの日本酒醸造の在り方について

山梨県は2019年に登録されたユネスコエコパーク甲武信(山梨・埼玉・長野・東京)の一つです。雄大な自然を享受するエリアに位置し、その自然の力を享受することで長らく日本酒醸造に邁進してまいりました。

日本酒で使用するエネルギーは電力と化石燃料の二つですが、今後は現在使用している化石燃料についてもグリーンエネルギー化に向けて検討をしてまいります。

酒蔵プレス編集部
自然とつながって完成する日本酒は「水」と「米」からできています。米が育つ水、米を洗う水、仕込みに使う水だけでなく、機械を動かすための水になるとは驚きです!日本の環境に準じた日本酒、日本酒造りが、逆に環境を大きく動かすこともあるのでは!?麹菌などの菌が造る電力など…夢は大きく膨らみます。

山梨銘醸の蔵紹介はこちら

【七賢】山梨銘醸

更新日:2017年6月 山梨銘醸株式会社 山梨県 山梨銘醸株式会社 代表銘柄:『七賢(しちけん)』 『酒蔵紹介』 ・日本の名水百選に選ばれた甲斐駒ケ岳の伏流水 山梨銘醸を創業した初代北原伊兵衛(屋号は ...

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画像出典:jiji.com「CO2ゼロ」電力で日本酒造り 山梨県北杜市〔地域〕

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