酒類総合研究所(広島県東広島市)は、本日5月21日、令和2酒造年度(2020年7月~2021年6月)全国新酒鑑評会の金賞酒と入賞酒を発表しました。
令和2酒造年度に製造された清酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質及び製造技術の向上に資するとともに、国民の清酒に対する認識を高めることを目的としています。
現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあると考えています。
令和2酒造年度全国新酒鑑評会の金賞酒と入賞酒の酒蔵の一覧は、こちらになります。
https://www.nrib.go.jp/data/kan/shinshu/award/pdf/r02by_moku.pdf
【全国新酒鑑評会 概要】
出品点数:821点
予審:令和3年4月20日(火)~ 22日(木)の3日間
決審:令和3年5月11日(火)~ 12日(水)の2日間
審査結果:
審査結果入賞酒:413点(成績が優秀と認められた出品酒)
金賞酒:207点(入賞酒のうち特に成績が優秀と認められた出品酒)
都道府県別の金賞受賞蔵数
1位 福島県 17蔵
1位 長野県 17蔵
3位 秋田県 13蔵
3位 新潟県 13蔵
5位 山形県 12蔵
6位 兵庫県 10蔵
6位 栃木県 10蔵
福島県はなんと8連覇になります。
福島県産酒は「入賞酒」に32銘柄、「金賞」に17銘柄が選ばれております。
【出品について】
・出品者の資格について
清酒の製造免許を受けている製造業者は、1製造所につき1点出品することができます。
・出品酒の規格について
令和2酒造年度中に自己の製造場において製成した「清酒の製法品質表示基準」(平成元年国税庁告示第8号)に定める吟醸酒の原酒であって、酸度0.8以上のものとします。
出品酒は、1貯蔵容器に貯蔵されている吟醸酒とします。