sake

山梨(清酒)が地理的表示(GI)に指定されました!「GI山梨」


山梨県の⽇本酒が2021年4⽉28⽇、地域の⾵⼟と結びついた特産品を保護する国の制度「地理的表⽰(GI)」に指定されました。GI名称は「山梨」で、日本酒では「⽩⼭」、「⼭形」、「灘五郷」、「はりま」、「三重」、「利根沼田」、「萩」に続く指定です。

指定概要

⑴ 酒類の特性について
総じて柔らかで、透明感のある清らかな味わいを有しており、塩気を感じさせる料理をより味わい深く楽しむことができる酒質である。
⑵ 酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
・自然的要因
2,000mから3,000m級の山々に囲まれ、これらが複数の水系を構成。豊かで良質な水を仕込み水として使用し、冬の底冷えの影響もあって発酵が穏やかに進むことにより、柔らかで透明感のある清らかな味わいが形成されている。
・人的要因
海に面しない山梨県は、海産物を保存の効く塩物や干物とした上で山梨県まで輸送していたこと、甲州味噌の使用が盛んであったこと、さらには甲州街道のように高低差の続く厳しい道のりを旅した人々をもてなす観点から、塩気の感じられる料理が発展し、この料理にマッチするよう柔らかで清らかな味わいを持つ酒造りが発達してきた。
⑶ 酒類の原料及び製法
・原料として使用できる水を、水系ごとに採取条件等を定義した上で、次の6水系に限定。(南アルプス山麓、八ヶ岳山麓、秩父山麓、富士北麓、富士・御坂及び御坂北麓)
・農産物検査法に基づく3等級以上の国産米を原料とし、アルコール添加は10%までに制限(糖類等の添加は不可)。
⑷ 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
・「山梨県酒造協同組合」が酒類の特性を維持するための管理及び水系の定義を行う。
・山梨県内で収穫された米のみ(アルコール添加は不可。)を用いたものには、GIの表示と合わせて登録商標「山梨の酒マーク」を表示することとする。
・品質管理の実績等も活用し、GI指定の5年後を目途に消費者の信頼及びブランド価値向上のための見直しに着手する。

▼詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/170619_besshi01.htm#seishu

注目ポイント

国内で初めて、同一県で2つの酒類について地理的表示指定を受けました。(ワイン:平成25年7月16日認定)

山梨の日本酒は「水」にこだわりがあることから、水系についても限定を図り、日本酒の地理的表示としては、こちらも国内で初めてです。

さらに、地域産業資源活用法に基づく事業認定をされ、山梨県の支援も仰ぎつつ運用してきた「山梨県原産地呼称日本酒管理制度」についても、地理的表示制度に活かしております。具体的には、GI山梨を名乗れる日本酒のうち、山梨県産米のみを使用した純米酒には、認定表示「山梨の酒マーク」を表示できるようにし、このような「2階建て」となる地理的表示も国内で初めてです。

「GI山梨」の初めての官能審査会を開催

令和3年5月17日「GI山梨」の審査会が実施されました。また、GI山梨を名乗れる日本酒のうち、山梨県産米のみを使用した純米酒には、認定表示「山梨の酒マーク」の表示が義務化されたため、「山梨県原産地呼称日本酒管理制度」に基づいた審査会も併せて実施されました。

GIの指定を受けての初めての審査会で、審査内容は、書類審査、官能審査で行いました。
書類審査
生産基準に定める「酒類の原料及び製法に関する事項」への適合、また市場における表示ラベルについての確認
官能審査
東京国税局鑑定官室、山梨県産業技術センター、山梨県酒造研究会の6名での厳正な審査。
評価基準は、「色沢」、「香り」、「味わい」、「香味の調和」の4項目 (20点満点)

東京国税局鑑定官室長のコメント
「味わい豊かな純米酒や香り高い吟醸酒など、出品酒は香りキレがある山梨らしい特質がでていた。スパークリング日本酒についも質が良く個性的である。」


酒蔵プレス編集部
日本酒のGI指定が次々に認定されております!
日本各地の風土に合わせた工夫した酒造りに注目が集まっている証拠です。
山梨の酒蔵の皆様おめでとうございます。これからも応援しております。

 この記事が気に入ったら、いいね !・シェアしよう
最新記事をお届けします!

  • この記事を書いた人

酒蔵プレス編集部

あなたと酒をつなぐSAKEメディア 「酒蔵PRESS」では、Made in JAPANの日本酒を中心に、和酒(日本酒、焼酎、泡盛、梅酒、リキュール、地ビール、日本ワインなど)に関わる情報を発信しています。

-sake
-,

Translate »

© 2021 酒蔵プレス