「酒蔵の朝はとても早い」「仕込みの時期は蔵に籠る」日本酒が好きな方からすればよく知られたイメージだと思います。実際に見たことのある方ってどれぐらいいますか?
【The Birth of Sake】は、そんな蔵の様子を見ることが出来るドキュメンタリー映画。
2012年にエリック・シライ監督と次期蔵元の吉田泰之さんがニューヨークのイベントで出会ったことから制作が決まりました。
2015年4月にニューヨークで行われたトライベッカ国際映画祭の封切りからおよそ2年半、遂に日本でも上映開始です。
舞台は石川県・吉田酒造店。蔵人は仕込みの時期になると家族や友人と離れ、蔵に半年泊まり込みで酒を仕込みます。作業、食事、ほぼ全ての同じ時間を過ごし、その中で生まれる家族のような絆。
大変そうではあるけど、蔵人たちの楽しそうな顔も作品中で多く見られる。この空気の中で作られる手取川の美味しさが作中に表れているような気がします。
今回の上映会ではキャストの皆さんの挨拶がありました。
撮影に際し、初めは蔵人との関わり合いが上手くいかずに邪魔になってしまうようなことも。しかし、3年間で冬は幾度も泊まり込みの撮影、夏は蔵人や杜氏の自宅へと丹念に通ったそうです。作中では酒造りに一丸になって向かう様子が映し出されてます。
美味しいお酒がどのように醸されるのか?
是非、機会があれば皆さんにも観ていただきたい。
(文・写真 佐藤夏実)
【The Birth of Sake 東京上映概要】
日時;10月28日(土)、29日(日)、18:00〜20:00
場所:アップリンク 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1-2F
今回はこの2回のみとのことですが、もしかしたら、追加上映も出来るかもしれませんとのこと。
ホームページやFBページなどで随時告知を行なっていらっしゃるので、ぜひチェックしてみてほしい。
株式会社吉田酒造店
http://tedorigawa.com/
吉田酒造店(手取川、吉田蔵)Facebookページ
https://www.facebook.com/tedorigawa1870/
The Birth of Sake
http://www.birthofsake.com