地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第207回目の当記事では、岡山県赤磐市(あかいわし)の赤磐酒造(あかいわしゅぞう)を特集します。
昭和天皇の栄誉を胸に、桃の里が奉醸する百年の歴史と誇り
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
大正12年創業。備前米の主産地に位置し、朝日米等、優良米を使用し、芳醇な酒を造っています。篤農家の人々が夏は米作り、冬は酒造りに加わっています。
また経営者自らも酒造りに加わり、蔵人全員精進を重ね、一期一会の良質の酒造りに励んでいます。
清酒「桃の里」の名は、昭和31年、昭和天皇が当地へ御巡幸の際、当主生本三五が御先導の栄を賜ったのを記念して奉醸したことに由来します。
2023年4月に創業100年を迎えます。先人たちの苦労を思い、たゆまぬ努力を重ねます。
―代表銘柄は?
「純米吟醸 桃の里」
お薦めの飲み方:冷やして
―イチオシ商品はなんですか?
桃の里「純米吟醸 あらばしり」
キレの良い中辛味で、微かな泡立ちがあるお酒です。
お薦めの地元料理&飲み方:鰆やタコの刺身があれば最高、少し冷やしてお召し上がりください。
手作りの情熱から、一滴の美味を
―酒造りで心がけていることは?
お米を蒸して冷やしたり、麹を造ったり、もろみをしぼったり、すべて手造りで行っています。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
酒蔵の裏に広い畑があり、果樹を植えたり白うりを植えたりして、手造りジャムや、粕漬け等も販売します。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
ただ今しか無いと覚悟しておいしい酒造りに励みます。
今回ご紹介した酒蔵について
【岡山県】
赤磐酒造株式会社
岡山県赤磐市河本1113
https://akaiwa.co.jp/
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