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筑後川の恵みを受けて、創業者の魂と技を受け継ぐ丹念な酒造り【筑紫の誉】筑紫の誉酒造-福岡県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第45回目の当記事では、福岡県久留米市(ふくおかけんくるめし)の筑紫の誉酒造(ちくしのほまれしゅぞう)株式会社を特集します。

筑紫野平野をうるおす筑後川の恵まれた土地で丹念な酒造りに専念

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

筑紫の誉酒造は福岡県久留米市城島町にあり、九州最大の穀倉地帯である筑紫平野をうるおす筑後川が流れています。この豊かな自然に恵まれた中で酒造りをおこなっています。

創業明治30年以来、創業者の魂と技を受け継いで、少量生産ですが昔ながらの手造りの良さを生かし、丹念な酒造りに専念しています。

また筑紫の誉酒造では、城島町の地域文化である川魚の「えつ」をお客様にお楽しみいただきたく、築140年の自宅の一角を開放し、季節料理「えつの豊」にて料理とお酒を提供しております。

「えつの豊」は、産卵の為に筑後川を上ってくる約2か月間のみ、営業しております。

―代表銘柄は?

「筑紫の誉(ちくしのほまれ)」

筑後川は、九州地方北部を東から西に流れる九州地方最大の河川です。
また、筑後川の別称「筑紫次郎」とも言われており、そこからヒントを得て付けた誉れ高い酒です。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

「大吟醸酒」は酒造好適米である山田錦を40%以下まで磨いた白米を寒中に仕込み、長期低温発酵させたフルーティな香りとコクが調和した辛口の酒です。

「えつの豊」で提供している、えつの刺身や白子のポン酢和えなどの料理とも相性がとてもよく、旨味のハーモニーが引き立つお酒ですので、ぜひお試しください。

最もこだわっている手作りによる巧みな技で、繊細さと旨味のある日本酒造り

―酒造りで心がけていることは?

地元の米と水を使っており、2017年には「大吟醸酒」が福岡国税局酒類品評会金賞、全国新酒品評会入賞しました。

弊社がもっともこだわっている「手造りによる巧みな技」は「甑(こしき)」による蒸米から始まる製法により繊細さと旨味のある日本酒造りです。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

福岡県久留米市城島町で行われている「城島酒蔵びらき」です。

毎年2月に8つの蔵元が一堂にそろい、10万人以上の来客がある九州一の酒蔵イベントです。

メイン会場では「城島の酒飲み比べ」や「角打ち」などもあり、また各酒蔵では酒蔵見学や試飲コーナー、タンクから直接瓶詰できる新酒の直詰体験など、各蔵元がお客様に楽しんでいただけるイベントをご用意しています。

今回ご紹介した酒蔵について

【福岡県】
筑紫の誉酒造株式会社
http://c-homare.com/
福岡県久留米市城島町青木島181番地

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酒蔵プレス編集部

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