飲んで旨いお酒、飲み手の心を豊かにするお酒を【泰斗、朱盃】千代の園酒造‐熊本県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第249回目の当記事では、熊本県山鹿市（やまがし）の千代の園酒造（ちよのそのしゅぞう）を特集します。

純米酒の先駆け、米にこだわる酒造り

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

千代の園は明治29年（1896年）創業の酒蔵です。米問屋を営んでいた初代が、米へのこだわりから酒造りを始めました。戦後の昭和43年（1968年）、普通酒が主流となっていた時代に全国に先駆けて純米酒造りに取り組み、その純米酒を『朱盃』と名付けました。

常に挑戦を続け、現在は多様化する消費者の嗜好に合わせながら、飲んで旨い、心を豊かにする酒を目指し、今後も酒文化と食文化の発展に貢献していきます。

―代表銘柄は？

「純米酒　朱盃」

純米酒に対する先代の思いが形になりました。

お薦めの飲み方：冷から熱燗まで幅広い温度帯でお楽しみいただけます。

―イチオシ商品はなんですか？　

「純米吟醸　泰斗」

熊本県産にこだわったまろやかな辛口

熊本県産山田錦と熊本酵母で造られた、原材料を全て熊本県産にこだわった日本酒です。幅広く料理に合うまろやかな辛口で、白身やイカなどの淡白な魚料理と好相性です。

お薦めの飲み方：10℃くらいに冷やしてお楽しみください。

体にしみこむ優しいお酒を目指す

―酒造りで心がけていることは？

長年培ってきた酒造りの技を活かし、体にしみこむような優しいお酒を目指しています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

熊本県の北側に位置する山鹿市は、歴史、文化、自然、グルメなど、様々な魅力を備えた街です。
日本酒、ワイナリー、ウイスキーの蒸留所に地ビールの醸造所が加わり、ますますお酒好きに愛される場所となっています。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします！

千代の園酒造内に新しくオープンした「酒蔵の片隅で角打ち」は、立ち飲みスタイルで大吟醸や日本酒、赤酒、リキュール、季節限定商品など、自慢のお酒を楽しめます。

特に大吟醸の飲み比べセットはおすすめで、ショップで購入する前に試飲するのも楽しみ方の一つです。立ち寄りやすい場所で、飲み会前の0次会としても最適です。
是非お立ち寄りください。

今回ご紹介した酒蔵について

【熊本県】
千代の園酒造株式会社
熊本県山鹿市山鹿1782
https://www.chiyonosono.co.jp/blank