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「 日本酒とウイスキーの二刀流、創立135年になる酒類総合メーカー 」【神鷹・日本魂】江井ヶ嶋酒造‐兵庫県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第166回目の当記事では、兵庫県明石市の江井ヶ嶋えいがしま酒造を特集します。

多様な醸造を行う蔵

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

初代社長のト部兵吉は、明治21年(1888年)に江井島地区の酒造業者に呼びかけ、 江井ヶ嶋酒造株式会社を設立しました。

大正時代からウイスキー、みりん、焼酎も造り始め、後に山梨にワイナリーを開設。

―代表銘柄は?

(かみ(たか) 純米酒水もと仕込み

水もと(菩提もと)は、室町時代に確立された醸造方法で生米を水に浸して乳酸発酵を促すことで酸度を高め、安全に醸造する全国でも珍しい製法です。

口当たりが柔らかく、米の旨味も充分引き出され甘みを感じますが、きれいでしっかりとした酸とのバランスも良く、とても濃い山吹色に仕上がっています。

お薦めの飲み方:冷~燗

「純米吟醸 神鷹 山田錦」

酒米の最高峰「兵庫県産山田錦」を60%以下に精米したものを100%使用した純米吟醸酒です。

山田錦特有のふくらみとキメ細かな味わい、華やかな香りをお愉しみください。

お薦めの飲み方:冷や

―イチオシ商品はなんですか? 

「日本魂(やまとだましい) 純米生 みずもと仕込」

水酛純米の生原酒。口いっぱいに広がる米の旨味は燗でも。

お薦めの飲み方:冷~燗
おすすめの料理:明石タコの煮つけ、明石鯛のあら煮

心に残る旨さ、水酛の調べ

―酒造りで心がけていることは?

舌ではなく心に残るお酒を造ることです。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

明石海峡の早い潮流で育った鯛やタコなど新鮮な海産物が豊富。

出汁で食べる明石玉子焼きが人気。魚の)()商店街は、酒に合う食材をたくさん扱っています。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

新たなチャレンジとして取り組んでいる、杜氏の中村裕司が造る水酛(みずもと)仕込みの旨い日本酒を是非飲んでいただきたいです。

今回ご紹介した酒蔵について

【兵庫県】
江井ヶ嶋酒造株式会社
兵庫県明石市大久保町西島919
http://www.ei-sake.jp/

 

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酒蔵プレス編集部

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