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【速報】山口県「萩」が地理的表示(GI)に指定されました!


株式会社津々浦々(東京都千代田区 代表取締役:竹久健)が国税庁の委託事業としてアドバイザーを務めた、山口県萩地区の日本酒が2021年3月30日、地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度「地理的表示(GI)」に指定されました。日本酒のGI名称は「萩」で、「白山」、「山形」、「灘五郷」、「はりま」、「三重」、「利根沼田」に続く7例目の指定です。

独自の手法により特定された酒質は、米由来のふくよかで上品な旨味と爽やかな酸味を特徴としています。香りは、芳醇なバナナ、メロン、ライチに加えて青竹、新緑のものを感じる事ができます。その中でも吟醸酒は、さらにリンゴやパイナップル等の果物の爽やかな香りです。

▼萩の酒蔵情報はこちらです
http://y-shuzo.com/member/hagi.html

萩の「自然」

萩の産地は、山口県の北部に位置しており、標高400メートル程度の山に囲まれた、平地の少ない地域です。山間部には面積は狭いですが、水はけが良い粘質土壌による平らな台地が存在しており、稲作が盛んに行われてきました。
 気候面では、日本海を流れる暖流の対馬海流の影響もあり、比較的温暖な気候です。特に、稲作が盛んな中山間地域では、7月から8月の気温の日較差が大きく、成熟した米の生産に向いているといえます。酒造りに必要な水は、ミネラル分が少なく、柔らかで良質です。
 酒造りが行われる冬季は、日照時間が短くなるが降水量は多いため、平均湿度が比較的高くなることから、この地域での酒造りに特徴的な影響を与えていると考えられます。

萩の「歴史」

 長州藩の拠点として発展してきた萩は、財政状況を改善するため、米の生産量を向上させるとともに、塩や紙等の特産物の生産にも注力しました。
 こうして発展してきた萩城下町で消費される酒は、三方を山に囲まれている地理的要因から、海路又は峠を越えて輸送することが必要でしたが、萩城下町の周辺地域で稲作が行われるようになったことにより、この地域で収穫した米を原料とした酒造りも行われました。
 酒造りの技術は、山口県長門市(旧大津郡日置町)周辺に存在する大津杜氏によりもたらされて、その影響を強く受けながらこの地域に適した酒造りの方法を確立しました。
 現在でも、酒蔵に在籍する醸造学や発酵学を学んだ技術者と大津杜氏の交流を活発に行っており、大津杜氏の有する高度な醸造技術について、科学的見地による裏付けを行いながら、この地域の環境に合わせた技術とすることで、萩の特性の維持や向上に努めています。

このような条件化によって作られる日本酒は、成熟した米や柔らかな水と大津杜氏由来の醸造技術、さらにこの地域の歴史や地域性との関連性をより鮮やかなものにしました。

地理的表示「萩」生産基準:https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/210330_besshi01.htm

酒蔵プレス編集部
サケ・スペシャリストの私は山口に住んでいたことがあり、萩の日本酒は香りが高く、旨味と酸味のバランスが絶妙でバラエティに富んでいるイメージがあります。萩の酒蔵の皆様、おめでとうございます!今後も東京から応援しております!

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