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蔵に寄り添う酒造り、目指すは究極の食中酒【黒松稲天】稲田酒造‐奈良県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第240回目の当記事では、奈良県天理市(てんりし)の稲田酒造(いなたしゅぞう)を特集します。

天理の歴史と自然に育まれた清酒

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

日本最古の道、山の辺の道、数々の歴史・文化遺産を有する天理。自然豊かなその地にて明治10年創業より土地の水、土地の米、土地の人にこだわる清酒「黒松稲天」を醸す清酒製造業を営み、又、上質な酒粕、新鮮野菜で漬け込む奈良漬も昭和45年より製造販売しております。

そして令和2年より熟練杜氏、黒瀬氏がスタッフに加わり、より小仕込みにこだわり米の旨味を最大限に引き出す醸造法で、地酒ならではの味わいを引き出しています。

―代表銘柄は?

「黒松稲天 大吟醸」
天理市産「吟の里」を高精白。しっかりとした酸が味わいを引き締め、吟醸特有の透明感が際立つ逸品です。

お薦めの飲み方:常温、または冷やして。

―イチオシ商品はなんですか? 

「結(ゆい)」

天理市の福祉作業所”ぽかぽか工房”の皆さんが心を込めて作った”山田錦”で大吟醸を仕込みました。この取り組みは平成28年から始まっていますが、年々酒質の向上を目指し今年は大吟醸造りに挑戦しました。

結(ゆい)という名前の由来は、人と人とがつながってほしい、結ばれてほしいという想いを込めました。このお酒で、多くの皆様がつながり、楽しく食卓を囲んで笑顔がうまれる、そんな情景をイメージしています。

米と向き合う、自然な酒造りの心

―酒造りで心がけていることは?

蔵に寄り添い、米と向き合うことで生まれる自然なお酒造り。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

天理市は、天理教、石上神宮、山の辺の道など、多くの歴史的な遺産や文化的な遺産があります。また、柔道、野球、ホッケーなどのスポーツでも盛り上がる町です。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

商店街に立地する酒蔵として奈良県で一番わかりやすいをキャッチフレーズにしております。悠久の歴史遺産、文化遺産を訪れるハイキング等でぜひ当蔵にお立ち寄りください。

今回ご紹介した酒蔵について

【奈良県】
稲田酒造合名会社
奈良県天理市三島町379
https://inaten.com/

 

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酒蔵プレス編集部

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