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~新しい挑戦をしながら酒質を向上させていく酒造り~【津軽じょんから、華一風】株式会社カネタ玉田酒造店-青森県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第35回目の当記事では、青森県弘前市(あおもりけんひろさきし)のカネタ玉田酒造店(かねたたまだしゅぞうてん)を特集します。

飲酒習慣者が多く青森県民は大のお酒好き

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

年間300石製造。弘前の城下町にある創業1685年(貞享2年)津軽4代藩主信政公より、玉田善兵衛に資金を出し酒屋を営ませたのが始まりであります。

「カネ玉」の屋号で長年親しまれた後、分家が大正期に興した「カネタ玉田酒造店」と1961年に統合して現在に至ります。分家出身で現在の代表取締役玉田陽造(9代目)に当たります。

青森県は平均寿命の全国最下位で、塩分量の多い食生活や高い喫煙率、そして飲酒習慣者が多く青森県民は大のお酒好きです。

―代表銘柄は?

  • 津軽じょんから
  • 華一風

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

一押しの酒は、「華一風 純米吟醸」麹米に、青森県酒造好適米「華吹雪」掛米にうるち米「青森県産まっしぐら」を使用しています。吟醸香を抑えた、ややシャープながら柔らかな口当たりのお酒です。

青森県は海・山どちらもある県で、季節ごとの食材が豊富で、海峡サーモンの脂ののった肴の御造りや、真鱈の竜田揚げなど香味のあるフライと合わせると良いでしょう。

 

酒蔵プレス編集部

酒蔵プレス唎酒師による「華一風 特別純米酒」テイスティングノート

●香り
程よいアルコールのさわやかさと米のふくよかさ、穏やかな吟醸香のバランスがよく、温度(冷~常温)によっても感じ方が変わる心地よい香りです。

●味わい
米の自然の甘みともったりした口当たり、キレのある飲み心地で一口の満足度がとても高いです。舌に少しだけ残る甘さ、苦み、ふくよかさが「もっと飲んで欲しい」と追い討ちをかけてきます。

●ペアリング
鯛のカルパッチョのような臭みもなくシンプルな味わいの料理と合わせるとお米のふくよかさが際立ち、塩で食べる天ぷらと合わせると舌の中を塩味と酸味と旨味を綺麗に包み込みます。

●総評
お酒だけでも十分に美味しいですが、料理と合わせるとまた違った側面を見せてくれる。軽快さと濃厚さと爽快感という要素を持ったハイスペックなお酒です。

造り手(蔵人)が美味しそうに飲むようなお酒。

―酒造りではどんなことを心がけていますか?

緊張感を持ちながら、楽しく造り期間を終えること。前年度の酒質の欠点をさがし、次の造りで新しい挑戦をしながら酒質を向上させていくことを大切にしています。

自分が飲みたいと思うお酒のタイプを増やし、造り手(蔵人)が美味しそうに飲むようなお酒が出来上がる事を心がけています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

明治・大正期に建設された元酒蔵「吉野町レンガ倉庫」を改修した建物の中に、美術館・カフェ・シードル工場などがあり、周囲を芝生の広場が囲む開放的なミュージアムがおすすめポイントです。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

半人前で、県外の酒販店さんや飲食店さんへのお取引が少なく、まだまだ変化しないといけないところが沢山ある酒蔵ですが、弘前へ来ましたらお立ち寄りください。

今回ご紹介した酒蔵について

【青森県】
株式会社カネタ玉田酒造店
青森県弘前市茂森町81

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酒蔵プレス編集部

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