地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第132回目の当記事では、愛知県清須市(きよすし)の清洲桜醸造(きよすざくらじょうぞう)を特集します。
天下統一はじまりの地「清洲城」である蔵
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
嘉永6年(1853年)創業以来、長年の伝統と品質本位の姿勢を継続し、「清洲城信長 鬼ころし」の銘柄で消費者の支持を得てまいりました。また変化する消費者ニーズに応え、「愛知クラフトウイスキー/ジン/ウォッカ」「本格焼酎 天下泰平」「楽園 梅酒」等こだわりのブランドを育成してきました。
蔵を置く清須市は織田信長が桶狭間の戦いにおいて、大勝利を収めた出世城で知られる「清洲城」があり、天下統一はじまりの地です。また、江戸時代には家康公の命により開設された青物市場と合わせ、宿場町として大いに栄えた歴史ある地です。
―代表銘柄は?
代表銘柄は「清洲城信長 鬼ころし」「祥鳳」「濃姫の里隠し吟醸」です。
―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?
- 純米大吟醸39祥鳳
いちおし商品として「純米大吟醸39祥鳳」をご紹介致します。山田錦を39%まで磨き贅沢に使いました。絹のようになめらかで厚みのあるふくよかな味わいとやさしく香るフルーティーな吟醸香が楽しめるお酒です。
愛知にゆかりのある食べ物は、濃いめの味付けの物が多くどて煮や手羽先、味噌おでん等濃い味付けの物が多くあり、純米大吟醸39祥鳳はしっかりとした味付けの食事とも良く合います。冷やしてスッキリと楽しんで頂けるほか、燗しても風味豊かに美味しく召し上がっていただけます。
毎日の生活の中で愛飲する日常酒として、より良いお酒造りを心がけている
―酒造りで心がけていることは?
こだわりの酒づくりの姿勢を崩すことなく、かつ毎日の生活の中で愛飲する日常酒として、より良いお酒造りを心がけております。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
蔵の近くに織田信長にゆかりのある清洲城がございます。
また、お城の近くには桜の名所で知られる五条川が流れております。3月下旬頃よりソメイヨシノが咲き始め「清洲城桜まつり」も開催されます。ちょうちんの灯りが川面に映り幻想的な景色が楽しめます。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
日本酒をはじめ様々な酒類で日常を彩どる、こだわりのお酒造りをしていきます。
今回ご紹介した酒蔵について
【愛知県】
清洲桜醸造株式会社
https://onikoroshi.co.jp/
愛知県清須市清洲1692
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