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~日本の伝統的な酒造りを革新する父と息子~【真名鶴】真名鶴酒造-福井県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第88回目の当記事では、福井県大野市(ふくいけんおおのし)の真名鶴酒造(まなつる)合資会社を特集します。

特産の酒造好適米や名水百選と雪深い厳寒な気候で行う新しい味わいの酒造り

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

真名鶴酒造は、北陸の小京都「越前大野」で宝暦年間(江戸時代中期)より続く老舗の蔵元です。

越前大野は、特産の酒造好適米「五百万石」や名水百選「御清水」さらに雪深く厳寒な気候とも相まって「神が酒造りのために創られた地」と云われるほど素晴らしい場所です。

機械に頼らず全量手造りの小さな蔵元ですが、全製品吟醸規格の高級酒専門蔵として伝統的な手法を守りつつも、新しい味わいの酒造りを目指しています。

―代表銘柄は?

代表銘柄は「真名鶴」です。
弊社初代蔵元「泉善助」の生誕地である真名川上流の西谷地区に伝わる、村人を干ばつの飢饉から救うために自ら淵に身を投げ、鶴の姿になって舞い上がったという「麻那姫伝説」から名付けられました。

福井酵母「FK-801」で醸した純米大吟醸で爽やかな酸味とほのかな苦みを楽しむ

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

「純米大吟醸ルイ サカホマレ35」です。
福井県の新酒米「さかほまれ」を35%まで磨きぬき、福井酵母「FK-801」で醸した純米大吟醸です。華やかな香りときれいな味わいに、爽やかな酸味とほのかな苦みが味に陰影をつけています。真名鶴酒造六代目蔵元「泉瑠偉」渾身の一本。

リンゴ様の吟醸香成分が非常に高いのでリンゴのイラストのラベルにしました。白身魚のムースや生ハムマンゴーと合わせてお楽しみください。

―酒造りで心がけていることは?

「和醸良酒」という言葉があるように、蔵人全員が調和して、同じ目標に向かって良い酒を造るためのチームになることが一番大事だと考えています。

良い酒を造るための要素はたくさんあると思いますが、最後は結局ここだと思います。

インスタ映えスポットのある道の駅「荒島の郷」も話題に

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。 
今春、福井県内最大規模の道の駅「荒島の郷」がオープンしました。地元グルメはもちろん、地酒も豊富に取り揃えております。

またアウトドア用品の大規模店も併設。近くには「猫島」「トトロの森」と呼ばれるインスタ映えスポットがあります。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

日本の伝統産業では、伝統を守ることが「善」であり、何かを変えることは「悪」であると考える傾向があります。

日本語には「伝承」という言葉がありますが、これは伝統を一つも変えずに伝えることを意味します。

しかし、私は「伝統」とは、長年守られてきた要素に革新性を加え、新しい時代に合わせて、できるだけ長く人々に愛されるようにすることだと考えています。

ですから、私にとって「伝統」とは、新しいことに挑戦し、新しい製品を生み出すことなのです。

今回ご紹介した酒蔵について

【福井県】
真名鶴酒造合資会社
http://www.manaturu.com/
福井県大野市明倫町11-3

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酒蔵プレス編集部

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