地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第204回目の当記事では、青森県弘前市(ひろさきし)の三浦酒造(みうらしゅぞう)を特集します。
四季が織り成す、城下町弘前の酒蔵

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
創業は昭和5年で城下町弘前では一番のベンチャー企業です。
春は弘前城の桜祭り、夏は弘前ねぷた祭り、秋は弘前城菊と紅葉祭り、冬は弘前城雪燈籠祭りと四季がきっちり別れておりそれぞれにお祭りが有ります。
冬は寒くお酒の仕込みに適し、夏は盆地なので熱く稲の栽培に適している土地です。
―代表銘柄は?

「豊盃 純米吟醸豊盃米55」
美味しくなければ意味がない」豊盃のスタンダード。豊盃米の繊細な甘みとエレガントな香り。最高の食中酒です。
お薦めの飲み方:冷酒・常温・熱燗
お薦めの地元料理:鰊の切込(鰊の麹漬け)をあてに純米吟醸豊盃米をチビチビ飲む。イカメンチ(イカゲソ等のハンバーグ)イカと玉葱をみじん切りにして焼いた物(居酒屋土紋の物が好きです)各家庭で味や作り方が違います。 和風な様で洋風ですが豊盃のお酒は生臭い物や油料理ともよく合います。
手作りの誇り、お客様の幸せ

―酒造りで心がけていることは?
甘、辛、ピンのお酒を目指し寂しからずくどく無いお酒を目指しております。
手作りを貫くために手抜きをせずにお客様が喜ぶ顔を思い浮かべながら正直に醸しています。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
弘前城や洋館等も多く、昔を守りながら最先端の街であり、人口に対してフランス料理店が多く、フランス料理の街でもあり、コーヒーを昔から急須に入れて飲んでいた事でコーヒーの街でもあります。
最近では青森のPR大使、バラエティーの嬢王『王林』ちゃんの影響で何かと注目を浴びている青森県です。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
津軽の小さな蔵ですが、手作りでホットするお酒を醸し続けていきます。
今回ご紹介した酒蔵について
【青森県】
三浦酒造株式会社
青森県弘前市石渡5丁目1番地1
https://houhai.co.jp/
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