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人 自然 時を結ぶために挑む変革への道のり【真澄、MIYASAKA】宮坂醸造-長野県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第77回目の当記事では、長野県諏訪市(ながのけんすわし)の宮坂醸造(みやさかじょうぞう)株式会社を特集します。

優良な清酒酵母として知られる七号酵母発祥の酒蔵

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

諏訪大社のご宝鏡を酒名に戴く真澄は寛文二年(1662)創業。清冽な水と冷涼な気候に恵まれた信州諏訪で酒を醸してきました。

優良な清酒酵母として知られる七号酵母発祥の酒蔵として、その個性を活かした食中酒づくりを目指しています

―代表銘柄は?

  • 真澄

上質な食中酒であることをテーマに、2019BYより1946年に弊社諏訪蔵で発見された七号酵母を主とした酒造りへと大きく舵を切りました。

  • MIYASAKA

「Back to Root」をテーマに七号酵母のみを使用し、現代の発想と技術でその可能性を追求することを行ってきました。

真澄より一歩先に進むラボ的なブランドとしての立ち位置を持っています。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

  • 真澄 漆黒 KURO

漆塗りの艶やかな黒をイメージして名付けられました。味の調和を大切に醸し、透明感のあるうま味がシャープに口のなかでふくらみます。

日々の食卓から華やかな宴席までどんな場面にもしっくりくる、シリーズ中もっともスタンダードな酒に仕上がっています。

冷酒から燗酒まで幅広い温度帯でお楽しみ頂けます。

山国信州らしく季節の野菜、キノコや山菜など旬の素材やお肉を使った料理、発酵食品の味噌や漬物といった料理とも合わせてお楽しみ頂けます。

お料理に寄り添う上質な食中酒で食卓を和やかに彩る

―酒造りではどんなことを心がけていますか?

  • 人を結ぶ

上質な食中酒で人々を結ぶ

日々の食卓は人と人の心を結びつけるこの上なく大切な場。お料理に寄り添う上質な食中酒で食卓を和やかに彩る、それが私たちの役割です。

  • 自然を結ぶ

風土を映す酒造り
自然に優しい酒蔵へ

土壌や大気、そこで育まれる水や米、微生物の働きによって酒は生まれます。信州の自然の恵みに感謝し、未来へ守り伝える酒蔵でありたいと思います。

  • 時を結ぶ

伝統を継承し、前衛を貫く

長い年月をかけて磨かれた酒の製法や味わいは日本文化の結晶です。350年をかけて蓄積した心と技を継承しながら、日本酒の新たな可能性にも挑みます。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

  • Rebuilding Center JAPAN と同社が手がけたカフェや飲食店を通じて感じられる地域の新たなコミュニティやカルチャー
  • 諏訪大社を中心とした古くから伝わる伝統
  • 諏訪湖や霧ヶ峰、八ヶ岳といった雄大な自然の風景

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

酒造りという仕事を通じて、地域の伝統や自然、そして人々の暮らしを伝えられることに誇りを感じています。

近年リリースした新商品や紙媒体「BREW」等を通じて、お客様の食卓に彩りを加えることが出来れば蔵元としてこれ以上の喜びはありません。

蔵のある信州諏訪の魅力を伝えながら、地域と共に生きる真澄の未来をつくっていければと思います。

今回ご紹介した酒蔵について

【長野県】
宮坂醸造株式会社
https://www.masumi.co.jp/
長野県諏訪市元町1-16

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  • この記事を書いた人

酒蔵プレス編集部

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