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木曽川の伏流水の使用し、創業以来の伝統製法の酒造り【木曾三川(きそさんせん)】内藤醸造‐愛知県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第278回目の当記事では、愛知県稲沢市(いなざわし)の内藤醸造(ないとうじょうぞう)を特集します。

内藤醸造、文政の時代から現代へ

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

1826年(文政9年)当時の尾張藩主より年貢米から酒の製造を初代、内藤利助が賜り創業致しました。近くを流れる木曽川の伏流水、県内の米等を創業以来の伝統製法、継承された技術を持って大切にま持ち続けております。

直近では3年連続で全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、安定した品質も維持しております。昨年には東京都渋谷区表参道に初の直営店「内藤醸造表参道店」を開店。日本酒の古き伝統を新しい文化と共に発信しております。

―代表銘柄は?

「木曽三川」

愛知県と岐阜県の境界近くに「木曽川」「揖斐川」「長良川」と3本の一級河川が並走しています。

当蔵では創業より木曽川の伏流水を恵みとして大切に使用させていただいており、自信を持って酒造りをさせていただいております。

木曽川の伏流水を最大限生かした日本酒ということで「木曽三川」(きそさんせん)と冠しています。

地元で愛され呼ばれている3本の川に恥じない酒造りを今後も永続していきます。

―イチオシ商品はなんですか? 

「木曽三川 氷の精」

新鮮な味と香りをいつまでもお楽しみいただけるように、当社独自の0℃の氷温蔵で貯蔵しています。

スッキリ軽快な飲みやすさで、和食洋食問わずに「食中酒」としてもとても合います。

お薦めの飲み方:冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。

地元料理との合わせ方:地元名産の「銀杏」を使用した和食が数多くありますが、お食事と一緒にお楽しみください。

時代に応じた発想でお客様満足を追求する杜氏たち

―酒造りで心がけていることは?

創業より培ってきた技法を忠実に守るだけでなく、時代にあった発想を常に杜氏全員が持ち、お客様のご満足を常に考えています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

蔵のある愛知県稲沢市では「華麗(カレー)なるまち稲沢」としてカレーがご当地グルメとして人気になっています。蔵の近くでも認証店があります。

また、国営木曽三川公園内の「木曽三川タワー」からは当蔵のメインブランド「木曽三川」の木曽川、揖斐川、長良川が並走する姿が見れます。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

1826年創業以来、地元に根付き、中京圏の主体にお酒を醸し、楽しんでいただいております。

昨年、創業200年を迎えるにあたり、より多くのお客様に「木曽三川」の魅力をお伝えしたく、東京に直営店を開設し、今回の和酒フェスを含め、プロモーション活動も積極的に開始致しました。SNS等でも情報発信しております。

老舗でありながら常に新しい目先もチャレンジしていく内藤醸造にこれからも是非ご期待ください。

今回ご紹介した酒蔵について

【愛知県】
内藤醸造株式会社
愛知県稲沢市祖父江町甲新田高須賀52-1
https://omotesando.naitojouzou.com/


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酒蔵プレス編集部

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