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【初緑、奥飛騨】奥飛騨酒造‐岐阜県 創業享保5年(1720年)緑と清流の里で300年以上続く酒蔵

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第252回目の当記事では、岐阜下呂市(げろし)の奥飛騨酒造(おくひだしゅぞう)を特集します。

自然に恵まれた豊かな酒造り

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

創業享保5年(1720年)、ここ飛騨の地で酒造りをはじめて300年以上になります。代表銘柄は、初緑と奥飛騨です。

初緑は尾張のお殿様から頂いた創業銘柄になります。ここ飛騨金山は、馬瀬川と飛騨川の合流地点になります。

この豊かな伏流水を使用し、お酒を醸しております。江戸時代より宿場町として栄え、交通の要となった町で、今現在は大変珍しい生活道路を巡る筋骨巡りが人気です。

―代表銘柄は?

「初緑 純米吟醸 無濾過生原酒」

メロンや青林檎など爽やかなフルーツを彷彿させる吟醸香と、バランスの良いコクと口当たりのよさ、そして後味はきりっとし、とても飲みやすい日本酒です。

お薦めの飲み方: 冷や、ワイングラスでどうぞ。

―イチオシ商品はなんですか? 

「奥飛騨 ゆず酒」

弊社の純米酒をベースに、ゆずの名産地、岐阜県関市上之保のゆず果汁と柚子の花から採取した蜂蜜を使用し造りました。ゆず果汁は贅沢に30%も使用し、フレッシュでジューシーな香りと味わいをお愉しみ頂けます。

お薦めの飲み方:ロックはもちろんのこと、1:1で炭酸水と割るのがおすすめです!
お薦めの地元料理:下呂の郷土料理、「鶏ちゃん」とも相性抜群です!

水と蔵人の想いで唯一無二のお酒を造る

―酒造りで心がけていることは?

お酒造りで使用する、お米と酵母はだれでも同じものを手に入れることが出来ます。そこに水と造り手(蔵人)の想いをこめるとその蔵でしか造ることが出来ないお酒となります。

作業する時は、「おいしくなぁ~れ」と思いながら手を入れ、櫂を入れて、また飲んだ時に思わず出る「旨い」の一言が聞きたくて、蔵人一同丹精込めて酒造りをしています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

ここ飛騨金山でしか、体験できない昔ながらの生活道路をめぐるノスタルジックな筋骨巡りがおすすめです。ぜひ予約していただき、ガイドさんと巡るのが一押しです!

また、太古からのメッセージを感じられる飛騨金山巨石群も人気です。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

近年では、低アルコールのお酒を開発したり、地元のフルーツ(柚子、梅、林檎)を使用したリキュール造りにも挑戦しております。

また、今年は4月に蔵開きも企画しており、ますます地元を盛り上げていけるような蔵になっていきたいと思っております。

ぜひ飛騨にいらした際は、お立ち寄りくださいませ。

今回ご紹介した酒蔵について

【岐阜県】
奥飛騨酒造株式会社
岐阜県下呂市金山町金山 1984番地
https://www.okuhida.co.jp/


 

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酒蔵プレス編集部

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