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お料理に寄り添う飲み飽きしない酒【朝日榮】相良酒造‐栃木県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第217回目の当記事では、栃木県栃木市(とちぎし)の相良酒造(さがらしゅぞう)を特集します。

栃木地元の恵みを味わう純米酒の極み

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

天保2年(1831年)、酒造りに理想的な水を探し求めた初代により、日光連山からの伏流水が自噴する現在の地にて酒造りを始める。屋号「清水屋」からは仕込水へのこだわりと自信を感じさせられる。

かつては越後杜氏を招聘していたが現在は蔵元杜氏による酒造りに移行し、栃木県産米と栃木県酵母を用いた純米酒を中心とした吟醸造りに取り組んでいる。

―代表銘柄は?

「朝日榮 純米吟醸」

栃木県産五百万石を栃木県酵母で醸した純米吟醸で、我々が目指す味わいを感じていただける商品です。透明感のある味わいとキレをお楽しみください。

お薦めの飲み方:冷、常温、ぬる燗

お薦めの地元料理:かき菜等の青菜の煮浸しや山菜の天ぷらなどと相性が良い。

感謝の心、五感と情熱を酒造りに

―酒造りで心がけていることは?

支えてくださる酒販店様・飲食店様・お客様たちの顔を思い浮かべながら、酒質向上という形で恩返しをしていくために、「和醸良酒」の言葉を胸に一つ一つの工程を妥協することなく丁寧に、蔵人一丸となって心を込めて酒造りに向き合うこと。

分析値だけを頼りにせず、五感を研ぎ澄ませ、日々変化する香り・状貌・音などから微生物の活動を手助けすること。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

江戸時代には舟運と例幣使街道の宿場町として栄えた商都で、小江戸とも呼ばれる「蔵の街」として知られる栃木市中心部。歴史的建造物が多く残り、見学・買い物・グルメと楽しめる。

一方で太平山からの景色は「陸の松島」に例えられる他、古くは万葉集にも詠まれた三毳山やラムサール条約の登録湿地である渡良瀬遊水地など豊かな自然も多く残る。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

栃木県栃木市にて「朝日榮」「東照」「三毳山」という銘柄の日本酒を造っている株式会社相良酒造です。おそらく大部分の方が初めましてでしょうか。

我々の蔵は年間生産量100石に満たないとても小さな酒蔵ですが、「お料理に寄り添う飲み飽きしないお酒」を目指し、透明感のある味わいとキレの良さを大切に酒造りに取り組んでいます。お見かけの際は是非よろしくお願いいたします。

今回ご紹介した酒蔵について

【栃木県】
株式会社相良酒造
栃木県栃木市岩舟町静3624
https://asahisakae.com/

 

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酒蔵プレス編集部

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