地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第218回目の当記事では、愛媛県松山市(まつやまし)の雪雀酒造(ゆきすずめしゅぞう)を特集します。
首相が勧めた銘「雪雀」
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
創業大正四年(1915年) 酒銘は日本の昔話「雀の酒造り」があるのにちなんで『雀正宗』と名付けられました。
その後、昭和になり初代蔵元と親交のあった当時の首相 犬養毅氏 より『雪雀』という銘にするよう勧められ今に至ります。
“雪”は昔から豊年の瑞兆とされ、同時に清酒の白々と輝く清らかな様を雪の白さになぞらえ、また、“雀”の字は『雀正宗』にも使われていたように、雀が竹の切り口に加えた米が自然に発行して酒になったという言い伝えに基づいています。
―代表銘柄は?
「雪雀 純米大吟醸 宵い媛」
愛媛県産山田錦を100%使用し、精米歩合38%までに磨き上げた純米大吟醸。フルーティな香りと優しく飲みやすい口当たりで、若者や女性にも楽しめる。
お薦めの飲み方:冷やして ワイングラスで香りを楽しんで
「雪雀 純米大吟醸」
透明感のある香りと、ほんのりとした甘味と旨味が調和された気品ある味わい。
お薦めの飲み方:冷やして
―イチオシ商品はなんですか?
「雪雀 純米超辛口」
ふくよかな香りと柔らかな口当たり。その余韻として表れる切れ味鋭い超辛口の特別純米酒です。
お薦めの飲み方:冷やして
お薦めの地元料理:瀬戸内の新鮮なお魚料理や、特に白身魚のお刺身には抜群の相性です。
品質至上、麹米が語る、雪雀の味の秘密
―酒造りで心がけていることは?
“品質第一のうまい酒”を信条とする『雪雀』は、麹造りに一番のポイントをおき「酒の味を決めるのは麹米である」という現代の名工にも選ばれた杜氏の言葉のもと、より多くの人に愛される酒造りに惜しみない努力を重ねております。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
愛媛県は観光地で有名な道後温泉があり、瀬戸内の美味しいお魚料理がおススメです。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
愛媛県にも沢山の美味しいお酒や新鮮なお料理があります。
道後温泉につかり、ゆっくりと心と体をリフレッシュさせてください。
今回ご紹介した酒蔵について
【愛媛県】
雪雀酒造株式会社
愛媛県松山市柳原123
https://yukisuzume.com/
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